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創薬パイプライン:抗がん剤、抗感染症薬の合成と評価

Pipeline of Drug Discovery: Synthesis and Validation of Anti-Cancer and Anti-Infectious Agents


               日 時 ・ 会 場

2009年2月5日(木)

9:00-18:15


岡山大学大学院自然科学研究科棟2階大講義室


第2回シンポジウム開催にあたって

 がん、感染症、生活習慣病に対する医療およびそのシステムや新たな治療診断のための薬や技術の開発は、現代社会において私たちが健康的な社会生活を送るためにも非常に関心の高い領域となってきています。大学の中でも、学生の教育が行われると同時にこれらの問題や技術開発に対して様々な取り組みが行われてきています。2008年3月の第1回シンポジウムでは、本学のみならず全国からも最前線でご活躍中の方々においでいただき、がんと感染症の臨床から基礎研究までをバイオインフォマティクスから法制研究に至る非常に幅広い形の紹介をさせていただきました
 このように、ある限られた範囲の問題に対して視野を広く持った多角的な取り組みを行うことが、多様化する現代社会では問題解決のひとつの重要な鍵になってきています。このような手法が有効に働けば、よりよい形で早期に問題が解決することが期待できます。本学でも一つの研究プロジェクトを立ち上げる際には、さまざまな背景を持つ教員が連携して研究成果をまとめていく姿勢がこれからは大きな力を生むことになるという考え方を共通の認識として育んでいきたいと考えています。
 第2回目の企画として、がんと感染症に対して、実際にどのような戦略が可能かを考えるために、合成とその評価を中心に、今回も多様な立場からの講演をお願いしています。さらに、学内の取り組みをできるだけ多く紹介していただけるようポスターセッションの時間も設けさせていただきました。

 この企画が新たな試金石として、進化した大学を生み出していく一つの原動力となると期待しています。また、これがきっかけとなり新たなプロジェクトが生まれることにより、その成果が地域社会に還元され、その還元の輪がさらに大きく広がってよりよい社会を築いていくことを願うものです。


シンポジウム世話人 妹尾昌治

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