生化学・分子医化学講義2001年9月18日(3)

 

D.酵素

生体内では多くの化学反応が起こっている。これらの化学反応は酵素の働きにより円滑にすすんでいる(代謝経路metabolic pathway)。

 

1.酵素は触媒catalystである。

     反応速度を変化(増加)させるが反応の終点、平衡は変化させない。

     酵素は反応の前後で変化しない

 

2.酵素はタンパク質である。

 

3.酵素には、非タンパク質性の物質(金属イオンや有機化合物)を含む、あるいは必要とするものがある。

・補酵素coenzyme、補因子cofactor、補欠分子族prosthetic group

・ホロ酵素holoenzyme = アポ酵素apoenzyme + 補酵素coenzyme

・水溶性ビタミンは補酵素の原料となる。

 

4.酵素(E)の働きにより基質(substrate, S)は化学反応を受けて変化し、生成物(product, P)となる。

 

5.特異性specificity

     特定の酵素は特定の基質にだけ作用する(基質特異性、substrate specificity)。

     特定の酵素は特定の化学反応にだけ関わる(反応特異性、reaction specificity)。

 

異なるタンパク質でありながら同一の反応を触媒する酵素をアイソザイムisozymeという。

 

6.酵素の分類と命名法

     国際生化学連合の命名法:最も系統的。それぞれの酵素にEC番号。

1992年の酵素表には約3200の酵素反応。

 

7.酵素反応は、酵素と基質が結合するところから始まる。(基質特異性との関係は?)

     酵素-基質複合体 (ES complex)

     活性部位(active site)

 

酵素反応速度論、酵素の阻害と阻害剤、酵素反応機構

生体内で酵素活性は調節されている。医学・医療との関連、ビタミンと補酵素

 

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