授業の概要 | 文化人類学は、フィールドワークという手法をとおして、ローカルでミクロな現場から世界について考えてきた。この授業では、マクロな枠組みだとされる国家/政治と市場/経済について、人類学の視点から再検討する。グローバルにモノが売買される市場と政策遂行のために権力を集中させる国家に対し、ひとりの個人/市民がどう関わればよいのか、ともに議論をしながら考える。 | ||||||
学習目標 | 知識としての文化人類学を学ぶだけでなく、この世界の成り立ちを読み解き、社会を構成する一市民としての生き方を考えるために、文化人類学的な視点を習得することを目指す。 | ||||||
授業計画 | 以下の内容について、映像資料やディスカッションをまじえながら講義を進める。
1)イントロ:国家と市場の人類学に向けて 2)モノの交換と消費がつくる世界 3)市場と非市場のあいだ 4)贈与・負債・道徳 5)国家とは何か? 6)戦争と平和を考える 7)民主主義・権力・官僚機構 8)まとめ:現代世界の成り立ちを理解する |
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教科書 | 毎回、次の授業で使用するテキストについて指示する。 |