授業の概要 | コミュニケーションの理論を拡張しながら、国家や市場といった世界を成り立たせている制度について考察する。 | ||||||
学習目標 | 身近な現象の理解を大きな社会的な出来事の理解へと結びつける文化人類学的な視点を習得する。日本や世界で起きている現象を理解する視座を獲得する。 | ||||||
授業計画 | 前半は、グレゴリー・ベイトソンなどのコミュニケーション理論をもとに、以下のトピックについて講義とディスカッションを行う。 1.コミュニケーションとは何か? 2.文化の差異と世界の見え方 3.コミュニケーションと人間関係 4.文化、価値、制度 5.情報とコード化 6.精神医学的思考と人類学 7.個人、集団、文化 8.まとめ 後半は、コミュニケーション理論を拡張させながら、以下のトピックについて講義とディスカッションを行う。 1.貨幣と国家の起源 2.贈与と負債 3.市場とは何か? 4.交換が生み出す力 5.「資本主義」の理解に向けて 6.「労働」の過去と現在 7.何のために働く≒生きるのか? 8.まとめ |
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教科書 | 松村圭一郎『うしろめたさの人類学』(ミシマ社、2017)。そのほかのテキストは、授業時に指示し、ウェブで配布する。 |