授業の概要 | 私たちは「性別」や「職業」、「国籍」、「民族」といったさまざまな社会集団のカテゴリーのなかで生きている。「われわれ」と「かれら」を区別する「差異」は、いかにつくられ、集団が生成していくのか。文化人類学の民族境界論や社会学のエスノメソドロジーの理論などをもとに、自己と他者、自文化と異文化の関係について考える。 | ||||||
学習目標 | 文化とは何か、文化をもつ集団とは何か、といった問いの考察をとおして、文化人類学の基本的な視座の習得を目指す。 | ||||||
授業計画 | 以下の内容にそって、授業を進める。
1. 「わたし/あなた」とは誰か?:「自己/他者」を考える 2. 人種・部族・エスニシティ 3. 日本人とは?:国籍・文化・自意識 4. 民族境界論:自己と他者の境界 5. 討論:集団と個人の差異を考える 6. 差異とカテゴリー 7. 状況ごとの〜らしさ:成員カテゴリー装置 8. 討論:アイデンティティと「わたしらしさ」 9. 民族・移民・文化:グローバル世界の多文化 10.「異文化コミュニケーション」を考える |
||||||
教科書 | 使用しない |