第2回カリキュラム開発研究会記録
 
(今回の記録は,事情により,一部のご発表のみの記録になります.ご容赦ください.)

T.日時  平成15年10月18日(土)14:00〜17:00

U.場所  教育学部本館 401号教室

V.出席者 約40名

W.司会 前本恭子   記録 能登原英代

X.進行

1.始めの挨拶  小野先生

  2.研究発表

発表者:明楽晃,増田正治,住野好久,寺澤孝文

3.終わりの挨拶 前本世話役

4.懇親会   場所:田舎屋 18:00〜20:30 約15名出席

Y.質疑応答の内容

「子ども同士のコミュニケーションを活性化し,問題解決能力を育成する教授・学習過程モデルの提案」         増田正治

質問:「プロセスのシステム。パソコンを使用して,子ども同士で評価するという内容だが,評価をするためには,課題設定はどうなっているか。」 

回答:「まず,モデルとなるビデオを自作した。次に,授業前の昼食時間等の授業外に,何度もそのビデオを見せて,イメージ化を図った。そして,そのイメージと自分自身の状況を比較し,課題を設定できるようにした。さらに,こどもの課題解決に役立つ資料等の学習環境づくりも大切だと思う。」

質問:「子どもが自己評価するためには,教師の評価活動をまねするのではないか。

したがって,授業の中で,まず教師が評価の模範を見せて,その後,子どもが評価できるようにしたのか。」

回答:「体験的問題解決的な学習だけで,授業をすべて行っているのではない。知識・技能の習得を主目的とした授業では,従来の一斉学習で授業を行う場合が多い。

その場合は,教師が評価やKR情報の提示を行う。子どもは,そのような教師の姿を見て,評価の仕方を覚えていくのではないだろうか。

本実践の単元のなかでは,授業の最初から子どもの形成的評価を取り入れており,教師が手本を見せるわけではない。ただし,教師は,各々の課題解決の場を巡回しており,その場では,形成的な評価をしている。その姿も子どもの参考になる。」

 

「相対評価VS絶対評価から客観的絶対評価へ」 寺澤孝文

質問:「評価は,子どもの発達に役立つテスト問題を吟味するところからだと思うが、

どんな問題をつくるのか」

回答:「どんな問題であっても,コンテンツ情報機器をつかったらいろいろできる。

問題はないと思う。」

質問:「絶対評価VS相対評価の話しから、学習成果の話しに移ったように思うが、前半と後半の内容の関係は?」

回答:学習方法は,個人差

潜在記憶→ マイクロステップ