隈元 崇
KUMAMOTO, Takashi
1967年生
助教授
左：活断層のトレンチ掘削調査
右：内陸大地震により期待される最大水平加速度
専門：サイスモテクトニクス，地理情報学
研究題目とその内容
- 活断層データの地震危険度評価への応用： 1995年の兵庫県南部地震のような，内陸の活断層から発生する大地震を対象に，変動地形学，トレンチ掘削調査の成果を基にした古地震学，また地震学のデータなどを統合的に解釈して，将来の地震の規模と発生頻度，長期地震危険度評価マップ，強震動予測のためのパラメータ整備などの予測手法と成果の応用について研究する．
- 日本列島の地体構造マップの作成： 地理情報システムを用いて日本列島の地形計測と地形単元の類型化を行い，関連する地質学・地震学・地球物理学の成果とあわせて新しい地体構造マップを作成する．さらに，観測期間の異なる日本列島の変形速度をそれぞれ考慮しながら，特に山地の隆起・侵食過程について論じる。
