使い方

パネルのボタンの機能や表示を説明します。

モード

• コノスコープ：見える範囲を50°に狭めて実際に顕微鏡で見たときのコノスコープ像に近いイメージで表示します。
• 球面表示：見える範囲を180°にして球体のようなイメージで表示します。
• 高機能：全てのボタンを表示して投影法やアイソジャイヤーの表示切り替えができるようになります。

投影法

• 正射：正射投影法で表示します。視野の範囲は10～180°で変更できます。
• 正積：正積投影法で表示します。視野の範囲は10～360°で変更できます。
• ステレオ：ステレオ投影法で表示します。視野の範囲は10～270°で変更できます。

解像度

• 720×720：1ドットが1×1ピクセルの高解像度で表示します。描画に時間がかかります。
• 180×180：1ドットが4×4ピクセルの中解像度で表示します。描画に少し時間がかかります。
• 45×45：1ドットが16×16ピクセルの低解像度で表示します。すばやく描画します。

表示

• 鋭敏色検板：鋭敏色検板を挿入したときの表示に切り替えます。
• 屈折率等値線：屈折率等値線の表示を切り替えます。主屈折率αを青，βを緑，γを赤で表示します。中間の屈折率は，α～β間を水色，β～γ間を黄色で表示します。
• 軸名：光軸A，光軸B，Z軸，X軸，Y軸の軸名ラベルの表示を切り替えます。
• 光路長：薄片を斜めに透過する光の光路長を考慮した表示に切り替えます。
• アイソジャイア：アイソジャイアの表示を切り替えます。
• 視野円：視野を円形に限定する視野円の表示を切り替えます。

中心

• 光軸：光軸Aを視野の中心にします。Y軸が縦方向になります。
• Z軸：Z軸を視野の中心にします。X軸が横方向，Y軸が縦方向になります。
• X軸：X軸を視野の中心にします。Z軸が横方向，Y軸が縦方向になります。
• Y軸：Y軸を視野の中心にします。X軸が横方向，Z軸が縦方向になります。

回転

• 上：像を上方向に15°ずつ回転させます。
• 下：像を下方向に15°ずつ回転させます。
• 左：像を左方向に15°ずつ回転させます。
• 右：像を右方向に15°ずつ回転させます。
• 反時計廻り：像を半時計回りに15°ずつ回転させます。
• 時計廻り：像を時計回りに15°ずつ回転させます。

その他

• 鉱物：主要鉱物の主屈折率を選択できます。
• 光学性：一軸性または二軸性，および光学性を表示します。
• ε－ω，ω－ε，γ－α：バイレフリンゼンスの値を表示します。
• 等値線間隔：屈折率等値線の間隔の値を表示します。等値線間隔の値は，バイレフリンゼンスの値によって自動的に変わります。

  バイレフリンゼンス	等値線間隔
  0.001～0.020	0.001
  0.021～0.040	0.002
  0.041～0.100	0.005
  0.101～0.200	0.010
  0.201～0.400	0.020
  0.401～0.600	0.050

• α：主屈折率αの値を1.4～2の範囲で変更できます。
• β：主屈折率βの値をα～γの値の範囲で変更できます。
• γ：主屈折率γの値を1.4～2の範囲で変更できます。
• ω：主屈折率ωの値を1.4～2の範囲で変更できます。
• ε：主屈折率εの値を1.4～2の範囲で変更できます。
• 2Vz：光軸角2Vzの値を0～180°の範囲で変更できます。
• 2Vx：光軸角2Vxの値を0～180°の範囲で変更できます。
• 厚さ：薄片の厚さを1～100μmの範囲で変更できます。
• 視野：視野の範囲を変更します。投影像を球面として見たとき，像の中央を通る縦または横の線が作る弧の両端と球の中心とを結ぶ直線がつくる扇形の中心角で指定します。正射投影では10～180°，正積投影では10～360°，ステレオ投影では10～270°の範囲で変更できます。