後援:岡山県、岡山市、中国経済産業局、岡山県医師会、(一社)岡山県薬剤師会、(特非)日本分子生物学会、(公社)日本生物工学会、(一財)バイオインダストリー協会、(社)日本生化学会、日本DDS学会、(公社)化学工学会、(公社)日本化学会、日本癌学会、(公財)岡山工学会
協賛:日本バイオインフォマティクス学会 中国・四国地域部会
主催:岡山大学
事務局:岡山大学大学院自然科学研究科 化学生命工学専攻 生命工学講座 ナノバイオシステム分子設計学
実行委員長:妹尾 昌治(大学院自然科学研究科 機能分子化学専攻 医用生命工学講座)
forum2013@biotech.okayama-u.ac.jp
Okayama University All Rights Reserved 2012
第6回 高度医療都市を創出する未来技術国際シンポジウム
創薬開発システム構築のための戦略
第6回シンポジウム開催にあたって
高度医療都市を創出する未来技術国際シンポジウムは総合戦略型研究拠点の形成を目指した本学の活動の一つとして2007年度より行っています。
現代社会において、がん、感染症、生活習慣病の治療は、世界の人々が健康的な社会生活を送るために非常に関心の高い領域となっています。医療およびそのシステムや新たな治療診断のために新薬の開発あるいはこれらに伴う倫理的な対応は必要不可欠です。大学の中でも、学生の教育が行われると同時にこれらの課題に対して様々な取り組みが行われてきています。このような様々な分野の研究は、これらを縦断的に活用するいわゆる創薬のためのトランスレーショナルリサーチを推進するためには必要不可欠であり、一研究者や一研究室がすべてをカバーすることは不可能です。また、トランスレーショナルリサーチがなければ、効率的な新薬の創出は不可能です。大学の中をこのような目で見渡すと、製薬企業の中にも無い大きなポテンシャルが本学に秘められています。
本プロジェクトでは,目標達成のために全学へプロジェクト参加を呼びかけ全学レベルで取り組む教育研究活動をより活性化することにより先端科学技術発展の推進し、国際連携を強化して国際的人材の育成を系統的・戦略的に行っています。同時に、プロジェクトの進展を広く紹介することにより,教育研究拠点の形成が高度に成長する医療都市を育む結果となって表われることに理解と協力を求めていきます。すでに、過去5回に渡りシンポジウムを開催して、海外からの10名を含め学外から先端研究に取り組んでおられる研究者を多数お招きし、学内の研究者と一同に介して研究成果の紹介と将来についての議論が行われてきました。今回は、最近話題のがん幹細胞をはじめ、新しく知財関係のテーマやアルツハイマーの治療薬開発を含めた講演が予定されています。
私どもはこの活動が新たな試金石として、進化した大学を生み出していく一つの原動力になると期待すると同時に、これを契機として新たなプロジェクトが生むことにより、その成果が社会に還元され、その還元の輪がさらに大きく広がってよりよい社会が築かれていくことを望むものです。
シンポジウム世話人 妹尾昌治
2013/2/7-2/8