設立趣旨
「ナノ」という言葉はよく見聞きされますが、ともすれば実態を伴わないものにも「ナノ」という言葉さえつければ価値が出るようなことさえあります。
2010年に邦訳が出版された”ナノ・ハイプ狂騒 アメリカのナノテク戦略”には、このような事情が書かれており、研究・技術開発はどうあるべきなのか、改めて考えさせられるものがあります。
私たちは2015年4月に、岡山県内の機能性ナノ複合材料に関する産業技術の調査・研究を進め、産業振興に寄与することをねらい、「機能性ナノ複合材料」科学・技術研究フォーラムを設立しました。設立にあたっては、公益財団法人 岡山工学振興会(代表理事 古賀隆治)の承認を受けています。
参加者自らの根を下ろした技術や着想を大切にし、相互に情報交換を進めながら、希望のある大きな構想を実現するために活動を進めます。
設立年月日
平成27年4月1日
組織概要
本研究会は、「機能性ナノ複合材料」に関連する勉強会や講演会、産業技術研究、調査分析、科学技術振興等への各種活動への参加をもって会員とする、緩やかかつ機動的な連携体として組織します。会長等の役員や会則は、当面定めないものとします。
主な活動場所は、岡山リサーチパーク(岡山市北区芳賀)の岡山リサーチパークインキュベーションセンターと岡山大学産学官融合センターに設置済みの産学官交流拠点です。
企業 | 株式会社ナノ・キューブ・ジャパン |
---|---|
大学 | 国立大学法人岡山大学 |
支援機関等 | 公益社団法人 中国地方総合研究センター |
研究成果発表
報道発表等
- 2016年7月9日, 山陽新聞 「有機物微細化、吸収効率アップへ 岡山のベンチャーが技術開発」
⇒記事 - 2016年6月1日, 健康産業新聞 「ナノ・キューブ・ジャパン、食品素材のナノ粒子加工の受託スタート」
⇒記事 - 2016年5月24日, 化学工業日報 「CBC―ナノ・キューブ 難溶解有機物の水溶技術 ウコンなどナノ化」
⇒記事
学会発表等
- 第60回 香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会, 「貴金属ナノ粒子を触媒とするテルペン類の水素化反応」 東京農業大学オホーツクキャンパス, 網走市, 2016年10月29日.
- 化学とマイクロ・ナノシステム学会 第34回研究会, 幕張メッセ, 千葉市, 2016年9月6日.
- 第20回岡山リサーチパーク研究展示発表会, 「マイクロ化学プロセスを用いたナノ化技術 ~複合化ナノ粒子の合成~」 テクノサポート岡山, 岡山市, 2016年3月18日.
- 第20回岡山リサーチパーク研究展示発表会, 「気液相変化駆動ソフトラバーアクチュエータ」 テクノサポート岡山, 岡山市, 2016年3月18日.
- 第20回岡山リサーチパーク研究展示発表会, 「高濃度ギ酸から常温付近、添加物ゼロで水素を製造する化学触媒法の可能性」 テクノサポート岡山, 岡山市, 2016年3月18日.
- 平成27年度特別電源所在県科学技術振興事業 研究成果発表会, 「高速・オンデマンド生産が可能な指向性ドラッグキャリアの開発」 テクノサポート岡山, 岡山市, 2016年3月18日.
- 平成27年度特別電源所在県科学技術振興事業 研究成果発表会, 「高温環境での使用を目的とした振動型アクティフブミキサ」 テクノサポート岡山, 岡山市, 2016年3月18日.
外部からの支援
2016年 | 革新的研究開発推進プログラム(ImPACT) (内閣府) |
---|---|
2016年 | 平成28年度マッチングプランナー プログラム 企業ニーズ解決試験 |
2015年, 2016年 | 特別電源所在県科学技術振興事業 (岡山県) |
2015年 | 平成27年度「おかやましんきん地域活性化支援制度“エリアサポート”」 (おかやま信用金庫) |
2015年10月から2年間 | きらめき岡山創成ファンド支援事業助成金 ((公財)岡山県産業振興財団) |
2015年 | 平成27年度次世代産業研究開発プロジェクト創成事業 (岡山県) |
2015年4月から3年間 | 岡山リサーチパークインキュベーションセンター 産学連携室 |
2015年から | 産学官連携研究会への助成 (岡山工学振興会) |
2014年10月から2015年 | 広島銀行大学研究者助成事業 (広島銀行) |
リンク
お問い合わせ先
岡山大学 大学院自然科学研究科 押木俊之
TEL:086-251-8626
E-mail:
HP:http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~oshiki/