玉野市との共同調査に関する報告
交通まちづくり学研究室では、玉野市と共同で調査・研究を行っています。
8月1日に行われた玉野市公共交通会議では、「免許の有無に着目したシーバス・シータク利用に関する調査」というテーマで、M2の西村が報告を行いました。
○調査の内容
玉野市では、市の運営するデマンド交通として、シーバスやシータクが運行されており、市民の生活の足として重要な役割を果たしています。
特に、運転免許を持たない人が移動に困らない生活環境を実現するために、シーバス・シータクが果たすべき役割を明確にする必要がありました。
そこで、今回は運転免許の有無に着目してシーバス・シータクの利用に関するアンケート調査を実施しました。
○結果の概要
調査によって、免許を保有していない人にシーバス・シータクを利用してもらうために重要なことは、「1度でも利用してもらえるようなきっかけづくり」や「乗降場所の近さ」であることが明らかになりました。
そこで、利用促進のための施策として、広報活動の充実や利用体験キャンペーンなどの実施、シーバス・シータク乗降場所の再検討などを提案させていただきました。
○参加した西村よりコメント
公共交通会議という様々な関係主体である皆様がいらっしゃる前での発表となり、かなり緊張しました。
特に、“実際にシーバス・シータクを運営・利用されている方々に対して、いかに学術的な内容を分かりやすく意味のあるものとして伝えられるのか?”という課題がありましたが、関係者様との密なやり取りや発表練習などを重ね、納得のいく発表ができたと感じています。
改めて、橋本先生や玉野市施設交通政策課の皆様をはじめとする、このような機会をくださった皆様に感謝申し上げます。
この有意義な経験を糧に日々の研究活動により一層励んでいきたいと思います!
(西村の報告の様子)

(報告を行った資料の一部)