卒業論文発表会③

 


2月13日~14日にかけて卒業論文発表会があり、B4門司が発表を行いました。

発表を終えてのコメントとともに、論文の内容を紹介します。

 

○発表会を終えた門司のコメント

分析やデータの整理は難しかったですが、先生方や研究室の皆さんとたくさん話し合って、仮説を考えながら研究を進めていくことが楽しかったです。

今後は発表会で頂いたご意見を参考にしながら、よりよい研究にしたいです。


 (発表の様子①)

 

 (発表の様子②)

 

○研究テーマ

生活道路における速度規制の効果に関する研究-ゾーン30を対象として-

 

○研究の概要

生活道路において、ゾーン30やゾーン30プラスといった交通安全対策に加え、2026年9月から、法定速度を一律30km/hとする施行令の改正が閣議決定されるなど、速度抑制の施策が展開されている。

しかし、生活道路における速度規制導入による長期的な効果や、速度規制導入の効果と道路特性との関連性については示されていない。

そこで本研究では、広島県のゾーン30を対象とし、ETC2.0プローブデータを用いて速度規制の効果を検証した。

その結果、生活道路において速度規制導入後、平均速度が有意に減少した道路リンクは全体の約16%であった。

また、ゾーン30導入に伴う道路の整備が速度規制導入後の平均速度の増加に影響を与えている可能性が示唆された。


 (対象としたゾーン30の一部と利用したETC2.0データ)