修士論文発表会②

 


2月18日~19日にかけて修士論文発表会があり、M2増田が発表を行いました。

発表を終えてのコメントとともに、論文の内容を紹介します。

 

○発表会を終えた増田のコメント

学部の卒業研究とは異なる内容であり、多くのデータを整理・分析してきました。

この2年間の中で様々な困難がありましたが、先生方や研究室の皆さんの支えもあり、無事に研究成果を十分に発表・議論できたと思います。

この場をお借りして感謝申し上げます。

研究室で経験したことを、今後の社会生活に活かせるように精進してまいります。


 (発表の様子)

 

○研究テーマ

岡山県における用水路等転落事故に関する研究-転落原因・地域特性・道路構造に着目して-

 

○研究の概要

岡山県の特に南部地域には数多くの用水路が整備されており、近年の宅地開発も合わさって、岡山県内は用水路や側溝が張り巡らされた街並みとなっている。

そして、このような街中において用水路等での転落事故が相次いでいることが現況である。

転落箇所が発生する要因として、人口密度や土地利用等の地域特性や道路幅員や転落防止対策の有無等の道路構造が考えられる。

また、他県において転落原因の傾向を把握した調査はあるものの、用水路等の周辺環境が異なり、それに伴って用水路への転落事故が発生する際の原因も異なることが考えられる。

そこで本研究では、岡山県用水路等転落事故データを用いて岡山県における用水路等転落事故の転落原因と個人属性や通報時間帯等との関連性、及び用水路等への転落の有無と地域特性、道路構造との関連性を明らかにした。

本研究で得られた結果は、用水路等転落事故を減らす・無くすことを目指した安心安全なまちづくりに寄与する有益な知見になるものであると考えられる。


 (用水路等転落事故分布)