cddc
10万rpmにおける超高速ベアリングレスモータ

現在,超高速モータは,ターボ分子ポンプや研削スピンドル等に広く用いられています。しかし,超高速回転で機械ベアリングを用いた場合,ベアリング摩擦による損失が大きく,効率低下や短寿命化,さらには,振動による騒音の発生といった問題を引き起こします。そこで,電磁力によって回転子を完全非接触で浮上回転することが可能なベアリングレスモータ(BelM)の適用が検討されています。しかし,温度上昇が激しいという理由から,負荷時の詳細な運転特性については,未だ明らかになっていないのが現状です。その一方で,超高速BelMを実用化するには,超高速回転時における負荷時の詳細な運転特性を明らかにし,その運転特性に基づいて一層の性能向上を図ることが必要不可欠です。

本研究では,100,000rpmの超高速BelMについて負荷試験を行い,その詳細な運転特性を得ました。その結果,トルク発生時の変位・温度・トルク・損失・効率等の詳細な運転特性を明らかにすることが出来ました。また,定格出力時において,連続運転可能なことも示しました。


開発した試作機の外観
開発した回転子の外観
 

戻る

ナビゲーション