全学導入(更新)希望機器要望調査をご存知ですか? | ![]() |
岡山大学自然生命科学研究支援センター
分析計測・極低温部門長
西 原 康 師
昨年度(平成24年度)より、岡山大学自然生命科学研究支援センター・分析計測・極低温部門長を仰せつかり、本年度(平成25年度)も引き続き、部門の運営に注力してきました。この約2年間で新たに開始したことは、全学において本当に必要な共同利用機器の選定と導入です。その他にも、以下のことを中心に全学的な分析機器のサポートを行ってきました。
1.NMR 装置に関する保守管理の徹底
2.質量分析装置およびX線回折測定関連機器における人員の配置
3.汎用性の高い計測機器の当部門への移管と一元管理
4.機器の維持補修費や汎用学内共通機器の保守のための予算の恒常的獲得
5.中国四国地域の大学との情報交換、連携の強化
特に、全学導入(更新)希望機器要望調査につきましては、これまで3回実施してきました。当部門の砂月幸成助教が精力的に取りまとめ、分析機器ごとにワーキンググループの構築、部門内でのヒアリングを経て、全学の「設備整備計画専門委員会」に具申し、平成25年度には、共焦点レーザー顕微鏡(32,000 千円)の更新を初め、連続フロー型同位体比質量分析計 (39,700 千円)とデジタルマイクロスコープ(12,000 千円)の2機種を新規導入機器として導入することができました。直近の機器要望調査では、171 名(100 機種)の要望をいただいており、少しずつ機器要望調査が全学的に周知されてきたように思います。大学の教育研究にかかる内容やそれに関わる人員によって、日々必要とされる分析機器は変わっていきます。そのような状況下でも迅速かつ適切に対応するために、全学規模の機器要望調査を今後も年1回のペースで継続していきたいと考えています。
また、岡山大学自然生命科学研究支援センター長の山本進一理事(研究担当)のリーダーシップのもと、
本学が文部科学省「研究大学強化促進事業」の支援対象機関に選定されました。そのことを受けて、当部門でも来年度より、
NMR装置および液体ヘリウムの保守管理を担当する技術職員を雇用する予定となっており、益々、本学の教職員の皆様のサポートを推進していきたいと考えております。今後とも、当部門へのご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。 |