子宮内膜症に新治療!?

子宮内膜症はアレルギー疾患か?

・ヒト子宮内膜症病変部では,アレルギー疾患で特徴的なmast cellが増加し,活性化したmast cellは約10倍にも増加していた.

・子宮内膜症モデルラットへの抗アレルギー剤投与によりmast cellの放出現象が約1/5に抑制され,線維芽細胞もApoptosisを起こし減少した.

・子宮内膜症患者への抗アレルギー剤投与により,月経困難症の軽減,手術時に非投与患者より癒着部位が剥離しやすかった.病変部でmast cellの減少や放出抑制かみられ,線維芽細胞もApoptosisを起こし減少していた.

(栃木臨床病理研究所,自治医大,大森赤十字病院)

(2004年4月22日)