牛の繁殖性を表わすデータとしては、「受胎率」と「空胎期間(分娩間隔)」がよく用いられています。「受胎率」は授精(移植)したウシのうち何頭が妊娠したか?
もしくは、何回の授精で受胎したかを表す指標で、「空胎期間 (分娩間隔)」は牛が分娩してから妊娠するまでの期間(牛が分娩してから次に分娩するまでの期間)を表わす指標です。
近年はこの「受胎率」が低下し、「空胎期間(分娩間隔)」が延長する傾向が続いています。 牛の繁殖性が低下すると、子牛の生産数減少や、牛乳生産量低下を引き起こし、畜産物の価格上昇を招きます。 ゆえに、牛の繁殖性の低下は消費者に直接関係する非常に重要な問題と言えます。
