文学部卒業生の遠藤様、教育学部卒業生の江草様が「2022年度福武教育文化賞」を受賞

　
　岡山大学文学部平成5年卒業の遠藤寛子さん、岡山大学教育学部平成3年卒業の江草聡美さんら元放送局アナウンサー6人で活動している「おはなしのWA♪」が、公益財団法人福武教育文化振興財団の「2022年度福武教育文化賞」を受賞しました。福武教育文化賞は、岡山県の教育文化の向上に著しい貢献が期待される個人や団体を奨励するために贈られるものです。
　「おはなしのWA♪」は、東日本大震災の復興を支援するため2011年から活動を始められました。そして2018年からは、岡山県も甚大な被害を受けた西日本豪雨災害の復興支援も目的に加え、朗読を通して浄財を募るという支援活動を続けています。
　受賞対象となった絵本『ブラザーズドッグ』は、実際に岡山県倉敷市真備(まび)町で被害を受けたロングコートチワワの兄弟犬の強い絆の話です。西日本豪雨災害の継承や防災意識の向上、前に進む勇気を持つことの大切さを子どもたちに伝えるために制作されました。 この絵本制作をきっかけに、小学校等に出向いて読み聞かせをするなど、子どもたちに朗読の楽しさを伝える活動もされています。
　おはなしのWA♪の代表を務める遠藤さんは、「声による活動『話、和、輪...』様々な「WA♪」を拡げながら、今後も被災地に寄り添い続けてまいります」と意気込みを語りました。