Mission
Vision
Value
Message
教授ごあいさつ
2026年4月1日付で岡山大学学術研究院医歯薬学域 感染症学分野の教授を拝命しました萩谷英大(はぎや ひではる)と申します。当分野は、松下治教授が主宰されてきた病原細菌学分野を母体として、基礎細菌学と臨床感染症学を融合させることで、感染症領域における新たな知見や価値を創出するために新設されました。岡山大学は、梅毒の特効薬であるサルバルサンを発見した秦佐八郎先生を輩出した歴史を有しており、現代においても国内外の感染症研究において強いリーダーシップを発揮していく責務があると考えております。グローバル化の進展に伴い、感染症対策の強化は医学領域のみならず社会基盤安定のための喫緊の課題となっており、臨床診療・人材育成の面においても感染症学分野が担うべき役割の大きさに、改めて身の引き締まる思いです。
当分野では、国際社会が直面する感染症課題に対して広い視野を持ち、基礎・臨床・疫学の協働により、卓越した研究を強化・推進してまいります。この挑戦には、既成概念にとらわれない多様な視点と、次代を担う若い力が不可欠です。当分野は医学系の教室ではありますが、医師のみならず臨床検査技師、薬剤師、獣医師など、多様なバックグラウンドを持つ仲間が集まっています。これからも、一人ひとりがその専門性を存分に発揮し、活躍できる場を創出していきたいと考えています。誰もが主役となって活躍できる環境で、共に感染症学の未来を切り拓いていきませんか。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。
岡山大学学術研究院医歯薬学域 感染症学分野 教授
萩谷 英大
Hideaki Hagiya, M.D., Ph.D.
Strategy
研究戦略 3本柱
point 01
One Health / 学際的研究
当分野では、ワンヘルスの理念を重視し、医学の枠組みを超えた多角的な研究活動を推進してまいります。特に、(i) Antimicrobial Resistance(AMR, 薬剤耐性)の克服に資する研究、(ii) 医療ビッグデータの利活用によるData Science研究、(iii) Digital Technologyの臨床応用を三本柱として、リサーチ・フィジシャン、バイオ・インフォマティシャン、データ・サイエンティストといった高度研究人材の育成を加速し、強固な感染症研究拠点の確立を目指します。
point 02
感染症診療・感染制御
岡山大学病院は、西日本におけるフラッグシップホスピタルとして、移植医療や高難度外科手術、集学的治療、高度救命救急など、国内屈指の高度医療を支えています。当分野は、院内の感染症診療を高いレベルで標準化すべく、感染症専門医によるボーダレスな診療支援体制を構築し、専門各科が最先端の医療に専念できる環境づくりに貢献します。また、感染制御部の中核として、安心・安全な医療提供体制の維持・発展に努めるとともに、地域医療のロールモデルとしての役割を全うしてまいります。
point 03
教育・人材育成
感染症学をすべての医師が備えるべき「実践的学問」と再定義し、医学教育の水平・垂直統合を通じて、真に臨床力の高い医療人の養成に貢献します。また、診断から治療、予防、感染対策までを俯瞰できる総合力を備えた「オールマイティな感染症専門医(感染症診療医×感染制御医)」を育成・輩出し、次世代の医療を牽引してまいります。