TuRKISH and TuRKIC
GOOD PEOPLES, DIFFERENT CULTURES.


教育の紹介

言語学研究室への留学を希望する留学生のみなさんへ

漢字圏からの留学生の方にはN1を取得していることをお願いしております。また、どのような研究をしたいのか研究計画書もご準備ください。本研究室で研究ができることは、言語学的な観点からのことばの研究です。例えば、日本語を含むさまざまな言語の記述的研究、日本語と他言語の対照研究、音声学的研究、コーパス言語学など、言葉に関するものであるなら広く対応します。なお、私自身はチュルク系諸言語の記述的研究と日本語との対照研究に主な関心を持っております (問合せ先: HHC00056アットnifty.com)。

また状況により、直接大学院の研究生になるよりもプレマスターコースを勧めています。下のリンクもご覧下さい。


トルコへの留学

岡山大学文学部、大学院社会文化科学研究科と提携を結んだトルコ・チャナッカレ大学について

現在、本学文学部と大学院(言語学)では1名のトルコからの国費留学生(博士前期課程1名)が在籍しています。また、本学の学生や大学院生もトルコの大学へ短期・長期留学が提携の制度により可能になっています。また、チャナッカレ大学では、本学大学院出身のトルコ人2名と日本人教員1名が在籍しています。
下のリンクからトルコのチャナッカレ大学のHPにいけます。


調査・研究の紹介

新刊書籍

『トルコ語とチュルク諸語の研究と日本語との対照』
栗林裕 著
日中言語文化出版社 2020年刊行 ISBN978-4-905013-61-7

本書の詳細は下のリンクをご覧下さい。 


未設定調査・研究の紹介

イランのトルコ系民族のカシュカイ族とその言語の調査報告


カシュカイ語はチュルク諸語南西グループに属し、イラン南部ファルス州を中心に分布する言語です。右下のLINKからカシュカイ語の調査についてのPDF をご覧いただけます。
  • 「カシュカイ語の統語法と語彙に関する現地調査」林徹・梅谷博之編 『チュルク系諸言語における接触と変容のメカニズム 研究調査報告』東京大学 人文社会系研究科・文学部 言語学研究室, pp.107-116, 2004. より。


調査・研究の紹介

カシュカイ語の語彙の調査

カシュカイ語はチュルク諸語南西グループに属し、イラン南部ファルス州を中心に分布する言語です。下のLINKからカシュカイ語の語彙についてのPDF をご覧いただけます。

  • 「カシュカイ語の基礎語彙」Contribution to the Studies for Eurasian Languages series vol.15『チュルク諸語における固有と外来に関する総合的調査研究』九州大学 ISBN 978-4-903875-18-7 pp.203-220, 2009年 より。
        

                             LinkIconカシュカイ語彙


調査・研究の紹介

ブルガリアのガガウズ人

ブルガリアのトルコ語話者 
-トルコ語ルメリ方言・ガガウズ語-
はじめに

 トルコといえばチャイ、イスラム文化のイメージがとても強い気がします。たとえばトルコのことを日本人に紹介するときのシンボルとしてチャイと呼ばれるトルコ風紅茶の容器や口ひげをはやしたおじさんの顔などがパンフレット等に使われることがあります。 しかし日本人によく知られているトルコ人像はほとんどがアナトリア(小アジア)のトルコ人の文化であって、眼をバルカン半島のトルコ人に向けてみると我々が抱いているトルコ像といささか異なることに気づきます。ここではあまり一般的に知られていないバルカン半島に居住するトルコ人の言語と文化について簡単に紹介したいと思います。


調査・研究の紹介

モルドバのガガウズ人

ガガウズ人のことばと暮らし
-キリスト教徒のトルコ人-
  大多数のトルコ人はイスラム教徒ですが、そのなかで客をワインや豚肉を使ったごちそうでもてなしてくれる人たちがいます。ガガウズ人といわれる黒海沿岸北西部を中心に分布するトルコ系の少数民族です。ガガウズ人のルーツとしては諸説あるようですが、オウズ族、キプチャク族、セルジュク族等のトルコ系か、あるいはトルコ系諸民族の混合説が有力です。ことばの面からするとガガウズ語はトルコ語の一方言であり、モルドバ共和国を中心にブルガリア、ウクライナ等に話者を持っています。