教育の紹介
言語学研究室への留学を希望する留学生のみなさんへ


漢字圏からの留学生の方にはN1を取得していることをお願いしております。また、どのような研究をしたいのか研究計画書もご準備ください。本研究室で研究ができることは、言語学的な観点からのことばの研究です。例えば、日本語を含むさまざまな言語の記述的研究、日本語と他言語の対照研究、音声学的研究、コーパス言語学など、言葉に関するものであるなら広く対応します。なお、私自身はチュルク系諸言語の記述的研究と日本語との対照研究に主な関心を持っております (問合せ先: kuriアットokayama-u.ac.jp)。
留学について
提携を結んだトルコ・チャナッカレ大学について
現在、本学文学部と大学院(言語学)では1名のトルコからの国費留学生(博士前期課程1名)が在籍しています。また、本学の学生や大学院生もトルコの大学へ短期・長期留学が提携の制度により可能になっています。また、チャナッカレ大学では、本学大学院出身のトルコ人2名と日本人教員1名が在籍しています。
研究の紹介
新刊書籍
『トルコ語とチュルク諸語の研究と日本語との対照』
栗林裕著
日中言語文化出版社
2020年
調査・研究の紹介
ブルガリアのトルコ語話者 -トルコ語ルメリ方言・ガガウズ語-
はじめに
トルコといえばチャイ、イスラム文化のイメージがとても強い気がします。たとえばトルコのことを日本人に紹介するときのシンボルとしてチャイと呼ばれるトルコ風紅茶の容器や口ひげをはやしたおじさんの顔などがパンフレット等に使われることがあります。 しかし日本人によく知られているトルコ人像はほとんどがアナトリア(小アジア)のトルコ人の文化であって、眼をバルカン半島のトルコ人に向けてみると我々が抱いているトルコ像といささか異なることに気づきます。ここではあまり一般的に知られていないバルカン半島に居住するトルコ人の言語と文化について簡単に紹介したいと思います。調査・研究の紹介
ガガウズ人のことばと暮らし -キリスト教徒のトルコ人-