学外委員

2020年4月~現在
岡山市環境影響評価審議会 委員
2023年 5月~2028年 5月
中国環境科学学会循環経済分科会 委員 
2023年 7月~2025年 6月
京都市産業廃棄物資源循環推進委員会 委員
2022年 11月~2024年 11月
岡山市環境政策審議会 委員
2016年11月~2018年 9月
京都大学環境科学センター環境保全編集委員会 委員
2014年 5月~2015年 3月
京都大学地球環境学堂アジア・プラットフォーム部会 委員
2014年 5月~2015年 3月
地球環境技術推進懇談会 循環・代謝型社会システム研究会ワーキンググループ  特別委員

学外活動

JICA草の根プロジェクト「カンボジア・トンレサップ湖における水上集落住民参画型プラスチック汚染対策」事業

image5

海洋プラスチックの生態系への影響が明るみに出て、プラスチックの良さである耐久性が環境中へ廃棄された際には難分解性という地球にとってやっかいな性質に変わることが人々に認識され始めました。プラスチック袋の有料化や代替品利用によるプラスチック製品の利用制限などのプラスチックを使用する側の対策は進められていますが、プラスチックを不用意に環境中に捨てないようにする対策が最も重要です。ごみの収集や処理が経済的理由により行われていない場所が発展途上国を中心として世界に多くあります。発展途上国では安くて丈夫なプラスチックを多量に利用することから、排出側の対策をしないとプラスチックごみの海洋への流出は止められないと考えられます。「ごみの収集サービスがなく、棄てられたプラスチックが海洋プラスチックになりやすい地域には、住民参画型のプラスチックごみ分別回収システムをつくる必要がある」という考えから、カンボジア・トンレサップ湖の岸辺に水上集落を作って住む人々を対象に、プラスチックごみの分別回収を推進する事業を企画しました。そこでは人々が日常的にごみを水面に投棄し、雨季に増量した湖水が棄てられたごみを下流に押し流し、一部はトンレサップ川、メコン川を通って太平洋に流れてゆきます。本事業は、カンボジア王立プノンペン大学をカウンターパートとし、カンボジア環境省、州事務所、JICA事務所、村落コミューンなどの組織、および民間のごみリサイクル業者などとのネットワークを形成しながら進めてゆきます。

事業期間: 2022年4月8日~2022年4月7日(2年間)
事業メンバー・団体:
→事業主体(日本側)
・藤原健史、築地 淳、哈布尓(ハボル) (岡山大学大学院環境生命自然科学研究科所属)
・澁谷和朗、藤田かおり(独立行政法人国際協力機構(JICA) 中国センター)
→事業協力(現地側)
・Vin Spoann, Phat Chandara(カウンターパート 王立プノンペン大学)
・小川紀子、渡邊吉子 (独立行政法人国際協力機構(JICA) カンボジア事務所)

低炭素・廃棄物循環研究センター公開講座

image6

岡山大学大学院環境生命自然科学研究科付属低炭素・廃棄物循環研究センターでは毎年6月に一般市民向けの公開講座を提供しております。テーマは年毎に異なります。詳しい情報について、岡山大学公開講座HPをご覧ください。R4年度にて哈布尓先生が「最近取り組んでいる廃棄物研究から」、そしてR5年度にて「カンボジアにおける河川へのプラスチック投棄防止の取り組み」というテーマで課題提供がありました。

集まれ!未来のエコ博士

image8

小学生低学年及び保護者・一般を対象に「集まれ!未来のエコ博士!」主題のイベントが行われました。工作・実験・クイズ・体験展示など様々なブースを用意しました。

日時:2019年7月21日(日)
場所:岡山大学創立五十周年記念館
主催:岡山大学大学院環境生命自然科学研究科付属低炭素・廃棄物循環研究センター
出展団体:岡山大学,岡山市環境局,岡山市エコ技術研究会,岡山大学ECOLO, 倉敷総社温暖化対策協議会,(株)サンキョウ-エンビックス