岡山大学セキュアハードウェア設計学研究室

研究室からのメッセージ

高効率で電力変換を行うパワーエレクトロニクス機器などの電気電子機器と,GHz 超の高速動作やいつでもどこでもつながる情報通信機器が共存するIoT時代において,ハードウェア実装で大切なことは電磁環境を考慮した設計,すなわち,EMC設計を行うことです.このEMCはElectromagnetic Compatibilityの略で,電磁両立性や電磁環境適合性などと訳されます.これらの機器が意図しない電磁波(電磁ノイズ)を発しない,また,周囲や自身の発する電磁波に影響されず正常に動作することは,ユーザにとっては当然期待する性能ですが,IoT 時代の複雑な電磁環境下でそれを実現させることは,エンジニアにとっては容易ではありません.私たちは,IoT時代の安心・安全のため,既存手法にとらわれず,新たな視点で問題を分析し,装置や機器が正常,かつ,安定に動作するEMC設計の実現に向けてチャレンジを重ねています.

新着情報

研究室名を光電磁波工学研究室からセキュアハードウェア設計学研究室に変更しました。
日室雅貴さんが筆頭著者の論文が、Transactions on Eletromagnetic Compatibilityに掲載されました。DOI
> 豊田啓孝教授、五百旗頭健吾准教授が共著の記事「ツイストペアケーブルからの不要電磁波放射のメカニズム解明」が、住友電工テクニカルレビュー2024年1月号に掲載されました。
五百旗頭健吾准教授が岡山大学 AI・数理データサイエンスセンター サイバーフィジカル情報応用研究推進部門より着任しました。
日室雅貴さんが筆頭著者の論文が、Transactions on Eletromagnetic Compatibilityに採録決定されました。
坂上達哉さんが第4回EMC設計対策コンテストにおいてローデシュワルツ賞を受賞しました。
五百旗頭健吾助教が筆頭著者の論文がTransactions of The Japan Institute of Electronics Packagingに掲載決定されました。
日室雅貴さんが令和4年度3月「岡山大学学会賞等受賞者表彰 表彰状授与式」において表彰され、表彰状を授与された学生を代表して謝辞を述べました。
日室雅貴さんが2022 International Symposium on Electromagnetic Compatibility (EMC Europe 2022)にて Best Student Paper Award を受賞しました。
日室雅貴さんが2022 International Symposium on Electromagnetic Compatibility (EMC Europe 2022)にて "FPGA Switching Current Modeling Based on Register Transfer Level Logic Simulation for Power Side-channel Attack Prediction" のタイトルで発表しました。
五百旗頭健吾助教が2022 IEEE International Symposium on Electromagnetic Compatibility, Signal & Power Integrity (EMC+SIPI 2022)にて "A Study for Improving Signal-to-Noise Ratio Measurement Method in Side-Channel Information Leakage of Cryptographic Hardware" のタイトルで発表しました。
日室雅貴さんが電子情報通信学会ハードウェアセキュリティ研究会にて「線形漏洩モデルに基づく高SNRの選択平文セットを用いた相関電力解析結果予測の検討」のタイトルで発表しました。
下田洸平さんが2022年度 暗号と情報セキュリティシンポジウム (SCIS2022)で発表しました。
日室雅貴さんが2022年度 暗号と情報セキュリティシンポジウム (SCIS2022)で発表しました。
日室雅貴さんが電子情報通信学会環境電磁工学研究会にて「実機のサイドチャネル攻撃耐性評価を目的とした時間・周波数領域相関電力解析」のタイトルで発表しました。
電子情報通信学会英文論文誌Bに「Evaluation of Side-channel Leakage Simulation by Using EMC Macro-model of Cryptographic Devices」の タイトルで研究成果が掲載されました。
菅智信君が電子情報通信学会ハードウェアセキュリティ研究会にて「暗号ICの電力解析攻撃耐性評価基板に対する要求仕様の検討 ~PDNの伝達インピーダンスの漏洩強度への寄与~」のタイトルで研究成果を発表しました。
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