やっぱり夏は牛窓

 

1. 夏も終わりになると牛窓に行きたくなる

2. 牛窓に向かって

3. 日本のエーゲ海に到着

4. ミティリニ広場へ少し寄り道

5. 山下清 オリーブ園を散策す

6. なんてこと! お気に入りの塩田跡地が・・・

7. 牛窓を超えて

8. 過ぎゆく夏を惜しみながら

 

 

2. 牛窓へ向かって

  永安橋を渡ってしばらく車の多いr28を走った後、海岸線に出るため千町川沿いを走るr232に入る。一気に交通量が少なくなる。何ということもない田舎道だが、 車にわずらわされることなく青々とした稲が広がる風景の中を走るのは楽しい。河口付近の水門の隣には、いかにも由緒ありげな立派な屋敷がある。本日は水面反射がきれいだったので撮ってみた。


  さらに少し進んだところで亀石神社に寄る。その存在は知っていたが、これまで気づかず素通りしていたのだった。玉垣の中にご神体の亀岩が鎮座していた。

 jひっそりとした素朴な神社であるが、祭礼では提灯を山形に飾った船に地元 の子ども達が乗り込み、太鼓や笛を鳴らしながら湾を巡航する。夜店も出て花火も上がり、夜遅くまで賑わうそうだ。以前、山陽新聞で見たが、なかなか幻想的であった。一度この目で見てみたいものである。

 その後、道は内陸に入って上りになる。短い上りだが、充分アップしていないので結構しんどい。しかし、ピークに至る最後の区間は必ずダンシングで一気に駆け上がる。ピークについた途端、緑の向こうから突然目に飛び込んでくる青い海が大好きだからだ。目から飛び込んできた青の衝撃は、一瞬で胸いっぱいに広がり心が震える。
 


 

 その後、道は海沿いと内陸部を出たり入ったりしながら牛窓に続く。細い三桁県道なので、ロードバイクでぶっ飛ばすには適しない区間が多い。それでも青い海と空を眺めがら走るのは格別だ。 海沿いでは、ところどころ蟹が道を横断していた。

 西脇海岸。小さな浜だが、砂浜のすぐ脇を走れるのは県内ではここだけではないだろうか。