やっぱり夏は牛窓

 

1. 夏も終わりになると牛窓に行きたくなる

2. 牛窓に向かって

3. 日本のエーゲ海に到着

4. ミティリニ広場へ少し寄り道

5. 山下清 オリーブ園を散策す

6. なんてこと! お気に入りの塩田跡地が・・・

7. 牛窓を超えて

8. 過ぎゆく夏を惜しみながら

 

 

6. なんてこと! お気に入りの塩田跡地が・・・

 日本のエーゲ海を満喫できたのは良かったが、今回1つ非常に残念なことがあった。海の景色を一通り眺めた後に、オリーブ園の北方面からお気に入りの綿海塩田跡地を見下ろすと、なんと草が刈られ、唯のつまらない草地に変貌していたのである。場所によっては無残に土がむき出しにさえなっていた。今年の姿をここで見せるのはあまりに忍びないので、 代わりに私の綿海塩田跡地のベストショット(2012年撮影)をお見せしよう。
 


 

 綿海塩田跡地。かつて塩田として東洋一の規模をほこった広大な塩田の跡地(東京ディズニーランド約10個分)に草がぼうぼう生い茂っているだけなのだが、なぜかアーチ型の緑のパターンがあり面白い。 どことなく崩れ去った古代ローマ遺跡の基礎部分を髣髴とさせる。私の牛窓の大のお気に入りのスポットだったのだ。昨年の暮れあたりから塩田跡地にメガソーラー発電所を建設するという不穏な動きが始まったと聞いていたが、その影響がこれ程早くあらわれていたとは。太陽光発電への有効活用。これも時代の流れであろうが、私は何の役にも立たぬ無駄に広いこの原っぱが大好きだったので、やはり残念の感はぬぐえない。今後、塩田跡地が懐かしくなったときはこの写真を見返すことにする。