消えた轍 片上鉄道廃線跡を行く

 

1. 廃線跡自転車道への関心

2. 迂回路を通って起点まで

3.  一両編成の鈍行列車で聖地巡礼

4. 峠清水トンネルを抜けて金剛川橋梁を渡る

5. 往時の車窓風景を眺めがら天瀬駅到着

6. 数々の遺構を堪能す

7. これぞ聖地巡礼の醍醐味か?

8. 吉ヶ原にて

 

 

5. 往時の車窓風景を眺めがら天瀬駅到着
 

 金剛川橋梁を超えると道の両側には住宅が並び、ただの路地としか思えない箇所もあった。廃線になる20年余り前は、全く異なる景色だったんだろうな 。
 

和気ドームの前には赤い貨車が一両たたずんでいた

 

 やがて道の左手をゆったりとした吉井川が流れ、その向こうに山が連なる景色が続くようになる。かつて通勤・通学客が車窓から日々目にしていた のと同じであろう風景を眺めながらペダルをこぐ。ちなみに 写真には写っていないが、吉井川と自転車道の間にはR374が走っている。また、自転車道の右手は急峻な崖である。
 

 ゴーアヘッド号(愛車の名前)、天瀬駅到着。

 自転車道の傍らには昔の駅舎やホームが残されている所もある。ここもその1つだ。懐かしい雰囲気の素朴でかわらしい駅である。ふと輪行したい気分になるが、残念ながらいくら待っても列車が来ることはない。