愛しき苗よ 梅雨の晴れ間に自転車で棚田巡り

 

1. 梅雨の晴れ間だ、棚田に行くぞ

2. 小山の棚田 棚田の曲線美

3. 深山で独りオリエンテーリング

4. あれれれ? いつの間にか本命過ぎて昼飯所に

5. 上籾の棚田を見た後で  先に進もか戻ろか 、戻るべし

6. 戻ったところで目にしたのは・・・

7. 本命の棚田をぐるり大きくひとまわり

8. 北床の棚田 名残を惜しみながら誕生寺へ下る

 

 

1. 梅雨の晴れ間だ、棚田に行くぞ

 本日は貴重な梅雨の晴れ間。そこで以前から訪れたいと思っていた県中央部にある棚田巡りに出かけることにした。岡山県には日本の棚田100選に選ばれた棚田が4つある。大垪和西(おおはがにし)の棚田が一番有名だが、他のもそれほど離れていない。県南からわざわざ出かけるのであるから、この際全て訪れようと思ったのである。棚田は四季折々異なった趣がある。しかし、田植えが終わった今頃が棚田の曲線美が最も際立つ季節であろう。日本の原風景である棚田、そこにそよぐ幼い苗たちに会いたくて、いざ出発!

  最寄り駅の法界院から福渡まで輪行。736分発の電車に乗り、福渡には824分に着く。今回は西から4つの棚田を順に巡ることにした。福渡を出てから2キロほど車の多いR53を走った後 、r30に入る。交通量が一気に少なくなる。梅雨に入って湿度が高くなったが、適度に木陰のある道を自転車で風切って走ると爽快である。


  道の左手には旭川が流れ、木立が途切れて開けた区間では、その姿を目にすることができる。ゆったりとした旭川の流れを眺めながら無心に自転車をこいでいると、せわしない日常生活からすっかり解放されていると感じ、非常に良い気分だ。

 
  R429に入ってからは旭川とはお別れ。休乢トンネル(やすみだわトンネル)の手前まで緩やかな上り基調の田舎道を走り、トンネルはくぐらず直前で左手の脇道に入る。道はトンネルの上を通りR429を横切る。ここから山深い土地に点在する棚田巡りの始まりである。
 なお、今回訪れた4つの棚田(小山、大垪和西、上籾、北床)の位置関係は岡山県による地図がわかりやすい。