愛しき苗よ 梅雨の晴れ間に自転車で棚田巡り

 

1. 梅雨の晴れ間だ、棚田に行くぞ

2. 小山の棚田 棚田の曲線美

3. 深山で独りオリエンテーリング

4. あれれれ? いつの間にか本命過ぎて昼飯所に

5. 上籾の棚田を見た後で  先に進もか戻ろか 、戻るべし

6. 戻ったところで目にしたのは・・・

7. 本命の棚田をぐるり大きくひとまわり

8. 北床の棚田 名残を惜しみながら誕生寺へ下る

 

 

4. あれれれ? いつの間にか本命過ぎて昼飯所に
 

  やがて民家や人の姿をちらほら見かけるようになった。そして、道の右手に立派な棚田が姿をあらわす。先ほどの小山より遥かに大きい。これが名高い大垪和西(おおはがにし)の棚田か?

 


 ところが棚田が大垪和西であることを示す看板が見当たらない。先ほどの小山の棚田ではあったし、最も有名な大垪和西の場合、看板が無いとは考えられない。そのため愛車を下りて棚田を鑑賞するも、やはり大垪和西の棚田はさらに先だと思い、写真を2枚ばかり撮ると先を急ぐことにした。
 

 快調にペダルを踏みながらも予想より遠いなと思っていたら、なんと昼飯を食べる予定であった紅そば亭(あかそば亭)に着いてしまった。紅そば亭はr70との交差点にあり、明らかに大垪和西の棚田を過ぎている。 釈然としないが、迷ったり見過ごす可能性はあり得なかったので、先ほど見たのが大垪和西の棚田だろうと自分を納得させ店内に入る。
 

 頼んだのは、境そばの大盛り。境はこのあたりの地名なので、店の定番メニューだろう。野菜の天麩羅も追加。

 私はそば通ではないので、ここのそばが特別美味しいのかわからなかったが、普段滅多にそばを食べる機会が無いこともあり充分満足した。
 

  ここを過ぎるともう店は無いので、この店でつれあいへのお土産を買うことにした。買ったのは、そばカリントウ。

  棚田の米を使った米粉クッキーなど売っていたら良かったのだが、残念ながらそのようなものは見つからなかった。それでも帰宅し、つれあいに手渡すと素直に喜んでくれた。あまりに素朴な味わいだったので、さすがに美味しい!とは言われなかったが、やはりモノそのものより 気持ちが大事だなと思った。