愛しき苗よ 梅雨の晴れ間に自転車で棚田巡り

 

1. 梅雨の晴れ間だ、棚田に行くぞ

2. 小山の棚田 棚田の曲線美

3. 深山で独りオリエンテーリング

4. あれれれ? いつの間にか本命過ぎて昼飯所に

5. 上籾の棚田を見た後で  先に進もか戻ろか 、戻るべし

6. 戻ったところで目にしたのは・・・

7. 本命の棚田をぐるり大きくひとまわり

8. 北床の棚田 名残を惜しみながら誕生寺へ下る

 

 

3. 深山で独りオリエンテーリング
 

 小山の集落を過ぎると、景色はすっかり山深くなる。

 道幅は軽トラ1台がやっと通れるほどでくねくね曲がり、あちこちで分岐に出くわす。分岐には標識があるため迷わないものの、全く人影が無い山中で一人オリエンテーリングをしているようで不思議な気分だ。余程慣れた人でないと、このあたりの道を車で行き来するのはかなり難しいだろう。晴れの週末なのに先ほどの小山の棚田で観光客の姿を 全く目にしなかったのも合点がいく。棚田巡りは、実は自転車が最適であるように思う。

 途中、道端に小さな祠があった。人影は無く、傍らで佇んでいると閑けさが一層深まったように感じた。