先生の熱い夏休み 笠岡100万本のヒマワリ

 

1. どこか遠くへ行きたい

2. 吉備津彦神社で安全祈願

3.  沙美海岸で一休み 

4. どこまでも一面続くヒマワリだ

5.干拓地の想い出

6. 消えた轍 井笠鉄道廃線跡を行く

7. なんてぇこったい!

8. ご利益と人の情けで無事帰還

9. 夜、ビールを飲みながら

 

 

5. 干拓地の想い出

  お昼を小出うどんで食べるため、ヒマワリ畑から北上する。久しぶりに干拓地を走った。笠岡の干拓地を自転車で走るのは初めてであるが、数年前までは、しばしば秋から冬にかけて駅伝などで走っていた。私は良い意味でも悪い意味でも肉があまりつかない。そのため、アスリートとしては明らかに自転車よりもRUNの方が向いている。本日走った干拓地の道は、季節は違えど駅伝またはハーフマラソンで走った道であり、たった一度しか走っていない道でも驚くほどよく覚えていた。秋から冬にかけて海辺の干拓地には常に強い風が 吹いており、体重の軽い私には苦手なコースだった。しかし、風にもめげず干拓地を走った後のレースでは、良い結果を残せたことが多かったように思う。初フルでいきなりサブスリーを達成したときも、念願のハーフ・1時間20分切りを達成したときも、直前にこの干拓地を走っていた。しかし、2年前から原因不明の貧血に悩まされるようになって以降、私のパフォーマンスはがた落ちで、自己ベスト更新を目標とするアスリートとしての活動は無期限停止中である。再開の目途は全く立っていない。左に角を曲がると、駅伝やマラソンのゴールとなった笠岡陸上競技場に続くまっすぐな一本道。


 

もう駅伝やマラソンでこの道を走ることはないだろう・・・そんなことを考えていると、少し物悲しくなってきた。そのため競技場には寄らず、直前で右折し先を急ぐことにした。
 

つづく