先生の熱い夏休み 笠岡100万本のヒマワリ

 

1. どこか遠くへ行きたい

2. 吉備津彦神社で安全祈願

3.  沙美海岸で一休み 

4. どこまでも一面続くヒマワリだ 

5.干拓地の想い出

6. 消えた轍 井笠鉄道廃線跡を行く

7. なんてぇこったい!

8. ご利益と人の情けで無事帰還

9. 夜、ビールを飲みながら

 

 

6. 消えた轍 井笠鉄道廃線跡を行く

  最短路はr34であるが、交通量があまりに多いので、井笠鉄道廃線跡自転車道を走ることにした。以前からその存在は認識していたが、本日まで走る機会があるとは思ってもいなかった。廃線跡ではあるが、見てのとおり往時を偲ばせる遺構は全くなく、現在は単なる自転車道。白いヘルメットをかぶった中学生や手押し車を押すお婆さんがぶらぶら、ふらふら行き来していた。


 

  自転車道の終点からしばらく行ったところに井笠鉄道記念館があり、当時の蒸気機関車が展示されていた。

廃線になったのはかれこれ40年以上前であるが、それでも先ほどの自転車道にかつて線路が敷かれ、この蒸気機関車が走っていたのかと思うと、何だか不思議な気がした。あの道を今この蒸気機関車が走ったら、完全にハリーポッタの世界だね 。

 
 小田川に出てからは、途中、矢掛本陣前を通った他は寄り道せず、小出うどん目指して、ひた走った。腹がかなり減ってきたし、気温はいつの間にか
35度を超えている。早く冷たいざるうどん を食べて一休みしたかった。

旧矢掛本陣石井家。参勤交代で西国大名が宿屋として使ったことで有名だが、大河ドラマにもなった篤姫もここに泊まっている。陽がすっかり高くなり、影も随分濃くなっていた。
 

つづく