2025年9月25日に学位授与式があり、当ユニットからは2名の留学生が博士の学位を授与されました。
おめでとうございます!母国でのご活躍を願っています。
〒700-8530 岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学大学院環境生命科学研究科 環境経済学分野
岡山大学大学院環境生命自然科学研究科 食料環境政策学分野
環境経済学分野の活動やイベントを紹介していきます。
日帰りツアーの第2弾は、光南台公民館です。
今年の3月に域内が森林火災の被害を受け、地区の住民がここに避難するという事態になりましたが、幸い住民のみなさんには大きな被害はなく現在に至っています。今回は、公民館の活動に加え、森林火災発生時の山と人々の状況について、矢吹館長に語っていただきました。
森林火災のお話にはリアリティがあり、刻一刻と迫る炎に対する地域の方々の不安や切迫感が伝わってきました。また、消防従事者に寄付物資をまわすなどの逸話から、地域の方々のあたたかさと切実な思いを感じとることができました。歩いてみた景色からは、すぐ近くまで火災が迫っていたことを確かめることができました。日本人学生にも留学生にも貴重な機会になったと思います。
いろいろと準備していただいた矢吹館長に感謝いたします。どうもありがとうございました!
私がフィリピン・カタンドゥアネス州立大学で行った講演が記事になりました。リンクの承諾を頂きましたので、下記に貼っておきます。興味のある方はどうぞ。
大学関係者をはじめ、滞在中お世話になったみなさま、重ね重ねどうもありがとうございました!
フィリピン・ビコール地方にあるカタンドゥアネス島に行ってきました。
ここはフィリピンでも特に台風災害の多い辺境地域で、マニラ麻の栽培が盛んでもあります。当研究室博士課程学生のNiccaさんと一緒に、人々のリスク認識や行動について研究をしています。その結果、人々が直面する様々なリスク認識の構造や、その対処方法がわかってきました。写真にあるような農業景観もその1つだと考えられます。
リスクをどう認識しどう折り合っていくのかという課題は、フィリピンの人々のみならず、私たちにとっても重要な課題です。日本に住む私たちにも参考になることがたくさんあり、実り多い旅となりました。
カタンドゥアネス州立大学のみなさんには、滞在中本当にお世話になりました。どうもありがとうございました!
卒論と修論の発表会が無事終わりました。当ユニットからは、4年生3名とM2生1名が発表しました。
お疲れさまでした。うまくいった点、要改善点があったと思いますが、今後のプレゼン機会に生かしてください。
素晴らしいです。よく頑張りました!
みなさま、ご無沙汰しております。
年が明けてから今まで、忙しさで目が回るようでした。本分野の4年生とM2生も、ようやく卒論・修論の提出と発表会を終え、一息ついたところです。卒論・修論のでき具合、あるいはこの1年の取組み自体に関していろいろな思いがあるとは思いますが、本分野としては、みなさんが後で振り返ってこの1年がいい経験だったと思えるよう努力してきたつもりです。
さて、3月からは農学部へと研究室の場所が移転します。心機一転、楽しく充実した活動が行えるよう努力していきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
当研究室に所属する農学部3年生の4名が、埼玉大学経済学部で行われた大学間合同ゼミ(インゼミ)において、「フルーツパフェによる岡山の果樹経済の変化」というタイトルで研究発表を行いました。
他大学の人たちとゼミをするという機会は貴重だと思います。参加してみていろいろと刺激になったのではないでしょうか。この刺激を今後につなげていきましょう。お疲れさまでした!
Suvania先生を交えて、"Towards a Co-creation of Sustainable Human-Nature Hybrids in the Age of Anthopocene: A Dialogue Between Humanities/Social Scientists and Natural Scientists"というタイトルのワークショップを開催しました。
学問分野を分ける際に、「理系(あるいは自然科学)」と「文系(人文学・社会科学)」というくくりが一般化していますが、これは非常に問題の多い分け方です。実際には両者に跨る様々な学問分野が存在していますし、私やSuvania先生のように「文系」の視点や方法論を用いて自然を考える研究者や、逆に「理系」の発想で人間や社会を考える研究者もいます。そもそも、私たち人間自体が自然に属するのですから、人間と自然は明確に分けられるものではありません。ワークショップでは、そのような「境界」に位置する科学者が現代の自然と社会との関係をどのように見ているのかを、日本、東南アジア、アフリカにおける研究事例を通して考えました。
もちろんながら、各発表には様々な点で相違点がありましたが、人間と自然のよりよい関係性を育むには、人びとが自然に対して持つ愛着(attachment)が重要だという共通点が浮かび上がってきたように思います。今後も機会を見つけてこのようなワークショップを開催していけたらと思います。
参加者のみなさん、ご協力いただいたみなさん、お疲れさまでした。なお、写真はグローバル・エンゲージメント・オフィスの津波さんから頂きました。ご参加いただきどうもありがとうございました!