2025年がみなさんにとって素晴らしい年でありますように!
〒700-8530 岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学大学院環境生命科学研究科 環境経済学分野
岡山大学大学院環境生命自然科学研究科 食料環境政策学分野
みなさま、ご無沙汰しております。
年が明けてから今まで、忙しさで目が回るようでした。本分野の4年生とM2生も、ようやく卒論・修論の提出と発表会を終え、一息ついたところです。卒論・修論のでき具合、あるいはこの1年の取組み自体に関していろいろな思いがあるとは思いますが、本分野としては、みなさんが後で振り返ってこの1年がいい経験だったと思えるよう努力してきたつもりです。
さて、3月からは農学部へと研究室の場所が移転します。心機一転、楽しく充実した活動が行えるよう努力していきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
当研究室に所属する農学部3年生の4名が、埼玉大学経済学部で行われた大学間合同ゼミ(インゼミ)において、「フルーツパフェによる岡山の果樹経済の変化」というタイトルで研究発表を行いました。
他大学の人たちとゼミをするという機会は貴重だと思います。参加してみていろいろと刺激になったのではないでしょうか。この刺激を今後につなげていきましょう。お疲れさまでした!
Suvania先生を交えて、"Towards a Co-creation of Sustainable Human-Nature Hybrids in the Age of Anthopocene: A Dialogue Between Humanities/Social Scientists and Natural Scientists"というタイトルのワークショップを開催しました。
学問分野を分ける際に、「理系(あるいは自然科学)」と「文系(人文学・社会科学)」というくくりが一般化していますが、これは非常に問題の多い分け方です。実際には両者に跨る様々な学問分野が存在していますし、私やSuvania先生のように「文系」の視点や方法論を用いて自然を考える研究者や、逆に「理系」の発想で人間や社会を考える研究者もいます。そもそも、私たち人間自体が自然に属するのですから、人間と自然は明確に分けられるものではありません。ワークショップでは、そのような「境界」に位置する科学者が現代の自然と社会との関係をどのように見ているのかを、日本、東南アジア、アフリカにおける研究事例を通して考えました。
もちろんながら、各発表には様々な点で相違点がありましたが、人間と自然のよりよい関係性を育むには、人びとが自然に対して持つ愛着(attachment)が重要だという共通点が浮かび上がってきたように思います。今後も機会を見つけてこのようなワークショップを開催していけたらと思います。
参加者のみなさん、ご協力いただいたみなさん、お疲れさまでした。なお、写真はグローバル・エンゲージメント・オフィスの津波さんから頂きました。ご参加いただきどうもありがとうございました!
お久しぶりです。すっかり寒くなりましたね。
さて、11/24に南アフリカのUniversity of South Africaから、Suvania Naidoo博士が当分野の客員として来岡されました。約2週間の滞在中に、先生には学生向けセミナーや共同研究セミナー等でご講演いただく予定です。
岡山へようこそ! 短い間ではありますが、ご滞在をぜひお楽しみください。
2023年度から、大学院環境生命科学研究科と自然科学研究科が合併し、新たに環境生命自然科学研究科として再編されることになりました。
新研究科への移行に伴い、当研究室は、大学院においても学部と同様に研究科内(「地球環境生命科学」学位プログラム)の環境生態学コースに移行いたします。コース内の食料生産システム管理学分野と合併し、新たに食料環境政策学分野として生まれ変わります。
もちろん、環境理工学部や旧大学院(環境生命科学研究科環境経済学分野)でもこれまで通り教育を行いますので、在学生に大きな影響はありません。安心して受講していただければと思います。
ただ、研究室名はややこしくなります。環境理工学部生、M2、D2以上の学生に対しては、従来通り環境経済学分野という名称を用います。農学部生、M1、D1の学生に対しては、食料環境政策学分野という名称を使います。
研究室の合併により教員が2名となり、学生数もかなりの数になります。当面はあれこれ試行錯誤が続くかもしれません。研究室は構成員全てにとっての居場所ですので、ぜひお気軽にご意見をお寄せください。
2018年度に当研究室を担当することになって以来、再編に次ぐ再編で、正直言ってうんざりしていますが、これを機会に研究室活動のさらなる充実を図っていきたいと思います。みんなで楽しい研究室にしていきましょう。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
2月16日と17日に、それぞれ卒論と修論の発表会を行いました。
当分野からは、4年生2名とM2生2名の計4名が研究発表を行いました。両日ともに、長く緊張感の漂う1日でした。発表したみなさんにとっては、この1年の活動の総仕上げとも呼ぶべき機会でした。終わってみていろいろな思いがあるかと思いますが、ぜひこの経験を今後の糧にしていただければと思います。
なにはともあれ、みなさんお疲れさまでした!
1/25に今年度の第2回合同ゼミを行いました。当研究室からは、4年生2名とM2生2名が研究発表を行いました。発表したみなさん、お疲れさまでした。
論文提出まであと約2週間。これからラストスパートです。みなさんのさらなる成長を期待しています!
すっかり寒くなりました。もう年の暮れ。月日が経つのは早いものです。
今月は、当分野の学生たちが活発に活動しています。12/3-4にはM2のIrsan君がThe Asia and Pacific Conference 2022という国際学会で発表しました。この経験を、今後の論文執筆に生かしていきます。
また、12/10-11に毎年恒例のインゼミを行いました。当分野からは、3年生の千賀君、谷尾君、原田さんが「瀬戸内国際芸術祭による男木島への影響・変化とは…」という発表を行いました。
今回インゼミを主催していただいた明治大学のみなさま、どうもありがとうございました!
みなさまよいお年をお過ごしください。
「森のつくられかた」の5本目(!)の書評が「アジア・アフリカ地域研究」という学術雑誌に掲載されました。評者は京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の竹田晋也先生です。
本書の特徴、意義、課題等に関して、地域研究の視点からとても好意的に評していただきました。雑誌の編集委員会よりリンクの許可をいただきましたので、下記に貼っておきます。興味のある方は、下記のリンクからPDFファイルをダウンロードしてください(126-130頁にあります)。
なお、この雑誌(掲載号)全体の目次もリンクしておきます。興味のある方はどうぞ。
竹田先生、どうもありがとうございました!
みなさま、おひさしぶりです。いかがお過ごしですか。
暗く悲しいニュースが多い今日この頃ですが、日本でもようやく「ウィズコロナ」が本格化してくるなど、明るいニュースも少しずつ増えてきています。
私(生方)は、9月にほぼ3年ぶりに海外調査に行ってきました。いやあ、長かった…こんなに長い間日本に留まったのは、何十年ぶりでしょうか。
マレーシアのサラワク州で、コロナで中断していた調査を再開したのですが、調査中はこの3年間の空白を埋めるのに必死でした。「浦島太郎」はこんな気持ちだったんだろうか…。
さて、10月から新学期です。当分野にも、新たな学生が入学してきました。フィリピンからNicca Aira Arevalo Marquezさんが博士後期課程の学生としてやってきました。変化は活気の源ですね。
心機一転、これからも励んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします!
写真はサラワクで食べたサゴムシ(サゴワーム)です。お酒のつまみにピッタリで、おいしいですよ。
今年度も第1回の合同ゼミをハイブリッドで行いました。
当分野からは、4年生2名、M2生2名の計4名が研究計画を発表しました。朝から長丁場でしたが、無事終えることができました。おつかれさまでした。
いただいた指摘をしっかりふまえて、今後の研究活動を行っていきましょう。
お久しぶりです。2か月ぶりの更新になります。蝉の声が喧しくなりました。暑くなりましたね。
たびたびで恐縮ですが、「森のつくられかた」の4本目の書評が「東南アジア 歴史と文化」という学術雑誌の51巻に掲載されました。評者は静岡県立大学国際関係学研究科の小泉佑介先生です。本書のコンセプトである「まなざし」や「ハイブリッド」の概念を中心に評していただき、いくつか建設的なご批判もいただきました。本書で提示した内容が、自然と人間の関係性の今後を考える際に少しでも参考になればと思っています。
小泉先生、どうもありがとうございました!
今年のゴールデンウィークは天候に恵まれ、すがすがしい休日を過ごすことができました。みなさまの休日はいかがでしたか。
さて、「森のつくられかた」の3本目の書評が「林業経済」という学術雑誌の75巻1号に掲載されました。評者は九州大学大学院農学研究院の藤原敬大先生です。森林政策学の見地から、なんと8頁にわたってとても丁寧に評していただきました。
好意的に評価していただき、光栄です。残された課題についても鋭いご指摘をいただきました。
藤原先生、どうもありがとうございました!
2/17に卒論発表会、2/18に修論発表会を行いました。当分野からは、学部4年生3名が卒業研究の成果を発表しました。1月と2月は最後の追い込みで大変だったと思います。発表者のみなさん、お疲れさまでした!
1/26に今年度の第2回合同ゼミを行いました。オンラインでしたが、4年生12名、修士2年生1名が発表しました。当研究室からは、4年生3名が卒論の内容を発表しました。提出まであとわずかですが、頂いたコメントを生かして少しでもよい論文に仕上げましょう。あともう一息。頑張って!
早いもので、修了生を送ったのも束の間、新学期がやってきました。
10月からは、2名の新メンバーが加わりました。Musah Abugriさん(M1)と張萌さん(研究生)です。
ようこそ当分野へ。いっしょに研究を楽しんでいきましょう!
お盆が明け、夏もいよいよ終わりに近づいてきました。じつはこの時期は、9月に卒業・修了を予定する学生にとってはもっとも大変な時期になります。当分野もその例にもれず、学生たちが論文提出と発表という正念場を迎えています。
まず、8月11日に博士論文発表会が行われ、Nguyen Cong Dinhさんが研究発表を行いました。そして8月23日には修士論文発表会があり、当分野からは張琳琳さんとPham Thi Trieu Tienさんの2名が研究発表を行いました。両者ともオンラインでの発表となりましたが、幸いなことにトラブルなく終えることができました。
発表者のみなさん、そして発表会の準備を手伝ってくれたみなさん、なにはともあれおつかれさまでした!
暑い日が続きます。いかがお過ごしですか。
セミの声が喧しいですが、セミたちも己の一生を精一杯生きているということでしょうか。ただ、「閑さや 岩にしみいる蝉の声」なんて心境にはなれそうもありません。ああ、うるさい!
さて、拙著「森のつくられかた」2本目の書評が「東南アジア研究」という学術雑誌に掲載されました。評者は東京大学東洋文化研究所の佐藤仁先生です。興味のある方は、下記のリンクの「書評」欄からPDFファイルをダウンロードしてください。
本書の意義や残された課題に関して、鋭いご指摘をいただきました。佐藤先生、どうもありがとうございました!
暑くなりましたね。
7月21日に、今年度第1回目の経営系合同ゼミがありました。今回もオンラインでの発表ということになりましたが、計13名の学生がそれぞれの研究に関して報告を行いました。当分野からは、4年生3名と修士課程1名が発表しました。
いろいろとコメントを頂いて、今後の課題が明確になったのではないかと思います。4年生と院生では進捗状況が全く違いますが、それぞれの目標に向けてしっかり励んでいきましょう!
おひさしぶりです。
緊急事態宣言等もあり、しばらく報告できるネタがなかったので、今回がひさびさの報告になります。
6/21から6/25までの5日間、岡山・フエ大学院特別コースの集中講義をオンラインで行いました。本来ならば昨年度に行うべき講義でしたが、コロナ禍で私がベトナムに渡航できなかったため延期になっていました。結局対面ではなくリモートで行うことになりましたが、何とか滞りなく実施できてほっとしています。
デルタ株の蔓延で、現在のところは見通しが立ちにくいですが、来年4月には受講生のみなさんに岡山でお会いできることを願っています。
北海道大学の小池孝良先生から、拙著「森のつくられかた」の書評をいただきました。「日本熱帯生態学会ニュースレター」の第123号、12-13頁に掲載されています。下のリンクの通りです。
「森林美学」の視点から評していただいています。どうもありがとうございました!
新年度になりました。みなさま、いかがお過ごしですか。
早速ですが、お知らせがあります。
環境理工学部の再編に伴い、当分野の担当教員である生方史数は、今年度に入学する新1年生から農学部を担当することになりました。「環境生態学コース」と呼ばれるコース(農学部は1学部制のもとで4つのコースに分かれています)で、農業経済学や生態学、農業工学などの専門分野を持つ先生方と一緒に教育を行っていくことになります。
もちろん、それ以前に入学した環境理工学部の学生(新2年生以上)に対しては、これまで通りのカリキュラムで講義・実習や卒論指導を行いますし、大学院(環境生命科学研究科)に関しても何も変わりません。在学生のみなさまへの影響は全くありませんので、安心して受講していただければと思います。
ただし、研究室名は若干ややこしくなります。新2年生以上と大学院生に対しては、従来通り「環境経済学分野」という名称を用います。農学部では、学生の配属が始まるまでの期間、暫定的に「国際農村開発学ユニット」という名前がついています。後者は今後再編がありますので、それまで用いる仮の名前と組織だと思ってください。
2018年度から3年間現在のやり方でやってきて、だいぶ勝手がわかってきたところでの再編には正直言って戸惑っていますが、これを機会に研究室活動のさらなる充実を図っていきたいと思います。みんなで楽しい研究室にしていきましょう。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
「森」といっても、今話題になっている方の話ではありません。
このたび、『森のつくられかた—移りゆく人間と自然のハイブリッド』という書籍を出版いたしました。タイトルにあるように、森がどのようにつくられているのかを論じた本です。ただし、森を自然のみでなく、人間によってもつくられる自然と人間の「ハイブリッド(混成物)」としてとらえている点が、従来の「森林科学」における視点とは異なります。あるハイブリッドがどのようにつくられ、変容し、ときに崩壊していくのかを、日本や東南アジアの事例をもとに、哲学・政治経済学・人文地理学・環境史等の知見を用いながら学際的に考察していくというのが本書の大きな特徴です。
詳しくは、下記のリンクから出版社(共立出版)のサイトをご訪問ください。
コロナ禍を経験した私たち。今後の人間と自然の関係はどうあるべきなのでしょうか。興味がある方は、本書をぜひ手に取っていただければ幸いです。
「環境地理学演習」と「Community Development in Asia」の合同フィールドトリップで、1/23に矢掛町に行ってきました。
あいにくの雨でしたが、まちづくりの経緯を学びながら実際に街並みを歩くことで、フィールドワークの醍醐味の一端を体感することができたのではないかと思います。
コロナ禍のなか、様々な状況を想定し、対策をしながら行うこととなりましたが、何とか無事実施することができてほっとしています。今回のフィールドトリップにご協力いただいた「やかげDMO」の金子理事長、佐藤事務局長、「みかわてらす」の古中様と土田町議会議長のみなさまに感謝いたします。どうもありがとうございました。
本日、経営系3研究室の第2回合同ゼミを開催しました。
今回はコロナ禍のため、一部の学生がオンライン参加する「ハイブリッド形式」にしました。当分野のビデオ会議システムが大活躍しました。思わぬところで活動に貢献出来て、喜ばしい限りです。
また、当分野からはなんと6人の学生(4年生が4名、M2が2名)が発表しました。全体の発表者が12名でしたので、じつに半数が当分野からということになります。
みなさんおつかれさまでした(私も疲れました)。まずはゆっくり休んでください。そして、今回先生方からいただいた様々なコメントを、ぜひとも今後の卒論・修論の改善に役立ててください。
2020年も残すところあと数日となりました。みなさま、いかがお過ごしですか。
今年は、ご承知の通り、世界中が新型コロナの猛威に悩まされた年となりました。大学でも、多くの講義がオンラインとなり、課外活動が大きく制限されるなど、学生のみなさんに多大な影響がありました。かくいう私も、今年は全く現地調査ができないまま新年を迎えつつあります。
最近こそワクチン開発に関するニュースを耳にするようにはなったものの、このコロナ禍は、現状ではまだ収束する兆しを見せていません。感染拡大もさることながら、これに伴う経済の停滞や社会の不寛容さが、私たちをさらに苦しめるに至っています。今後も当分の間は(場合によっては今後ずっと)、私たちは新型コロナと付き合っていかなければなりません。
ただ、考えてみれば、この「付き合い」は私たちが普段からしていることの延長だともいえるかもしれません。なぜなら、社会生活を営む上で、ときに「嫌な奴」ともある程度付き合っていかなければならないからです。私たちは、ある問題の「解決策」を考える際に、ともすれば技術や制度政策による「完全な解決」を期待しがちです。でも、「嫌な奴」の特徴を知り、周囲とのバランスを測ったうえでふるまうという、私たちが幼い時から培ってきたヒューマンスキルが生かされる局面も大いにあるのだと思います。
いずれにせよ、来年の今頃にはみんな笑って過ごすことができるようにしたいですね。寒い冬を迎えますが、くれぐれもご自愛ください。
みなさんにとって、2021年が希望に満ちあふれた年になりますように。
10月14日に今年度の第1回経営系合同ゼミを終えました。
従来は7月開催ですので、3か月遅れたことになります。また、今年度に入って、ほぼ初めての対面ゼミとなりました。やはり対面は、いいですね。
当分野からは、4年生4名と修士1名の計5名が発表いたしました。うまくできた、今一つだったなど、いろいろ発表後に考えることはあると思います。今回は中間発表ですので、いただいたコメントや現在の思いを忘れずに、2月の論文提出と発表会に向けて取り組んでいきましょう。
なにはともあれ、おつかれさまでした。
10月から新学期(学部は第3Q、大学院は後期)が始まりました。
今学期から、3年生3名が配属されるとともに、2018年度に本研究室で博士前期課程を修了したNguyen Quang Tanさんが、博士後期課程の学生として戻ってきました(とはいっても来日は少し先ですが)。また、新型コロナのために休学を余儀なくされていたPham
Thi Trieu Tienさんも、近い将来に来日できる可能性を鑑みて復学いたしました。
3年生のみなさんとTienさん、ようこそ! Tanさん、おかえりなさい!
これからみなさんと、素晴らしい研究室をつくることができたらと思います。
どうぞよろしくお願いします。
エッセイと雑誌の紹介です。
有斐閣さんが出している「書斎の窓」という雑誌に、「人新世におけるアジアの持続可能な未来」というエッセイを掲載していただきました。
「アジアの未来を語ること」という連載シリーズの第4回として執筆したものです。連載は、私を含め、2年前に出版された『現代アジア経済論―「アジアの世紀」を学ぶ』の執筆陣によるもので、出版後に急激に変貌しつつあるアジアの状況やその未来をどうみるかが様々な視点から語られています。
なお、雑誌は「大学人・読書人のための雑誌」というコンセプトのもとで発行されており、新刊情報の提供に加えて社会科学・人文科学にまたがる学際的な情報誌としての役割を果たしています。私も拝読しておりますが、本連載シリーズ以外にも、「都市・地域のいま」をさがしたり、「BL(ボーイズラブ)」について語ったりと、興味深いエッセイやコラムが掲載されています。
Web版は、バックナンバーも含め、下記のリンクから電子ブックにアクセスして読むことができますので、興味がある方はぜひアクセスしてみてください。
暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしですか。
例年この時期は、フィールド調査や学会の目的で海外出張が多く入るのですが、今年は全く出かけられないので、仕方なく?執筆活動に勤しんでいます。
さて、執筆つながりで恐縮ですが、アジア経済論の新刊紹介です。発展著しい東アジア・東南アジア経済の現状と課題を、よくありがちな国別の記述ではなく、「圧縮された経済発展」や、グローバル経済のダイナミズムを体現する「コネクティビティ(接続性)」の概念を用いつつ、地域全体をイシュー別に串刺しして論じている斬新なアジア経済論です。私も、12章(Ch.12: Environmentally Challenged Asia: in the Context of Backwardness and Diversity)を執筆しています。
興味のある方は、上のフライヤーをご覧ください。
すっかり暑くなりましたが、いかがお過ごしですか。
さて、このたび当研究室のfacebookページを作成いたしました。まだ何も記事がありませんが、今後このウェブサイトと連携しながら、少しずつ記事をアップデートしていこうと思っています。研究室の現役メンバーはもとより、卒業生やメンバーにゆかりのある方などが集える場になれば幸いです。
当ウェブサイトのトップページにリンクを張っていますので、ぜひ一度訪問してみてくださいね。
なかなか機会がなく、久々の更新になってしまいました。みなさんお元気ですか。
最近段階的に解除が進んでいるとはいえ、大学はいまだ活動を制限された状態にあります。第1学期の講義もオンラインで行うことを余儀なくされ、出張や研究活動は原則として中止、様々な会議もオンラインで行っているという状態です。
私もこの2か月ほど、ほとんどの活動を在宅勤務という形で行ってきました。オンライン講義の資料をつくったり、論文や本や雑誌の原稿を読んだり書いたり、大学のさまざまな運営会議に参加したりといった活動です。
起こってしまったことは仕方がないので、これを新たな経験としてポジティブに受け止めてこの2か月を過ごしてきましたが、本当にいくつかよかったと思えることがあります。
その1つは、環境と準備さえ整えば、オンラインでできることは意外と多いということです。特に講義に関しては、デメリットがあるのはもちろんですが、意外と対面授業にはないメリットもあるかもと考え始めています。もちろんこれは、対面授業が要らないということではありません。むしろ、今回の経験は、私たちが対面授業や生のコミュニケーションにどのような意義を見出すかを考える契機になったような気がします。
そしてもう1つは、自分の生活という大枠の中で、職場である大学とのかかわりを再考する契機になっているということです。家にずっといることによって、仕事は仕事、生活は生活、という分離が難しくなり、改めて自分の仕事の意味を模索するような状況が生じています。もちろん、フラストレーションもたまりますが、長い目で見ればこれはよい機会なのかもしれません。
みなさんの場合はいかがでしょうか。もちろん、そんな悠長なことを言っている場合かとお叱りを受けるかもしれません。ただ、こういう時には物事をポジティブに考えることも大事だと思います。みなさんも「よかった探し」をしてみませんか。
今日からオンライン講義が始まりました。
はじめての試みですので、今日はいろいろと大変です。ゼミも当分の間オンラインで行いますが、結局のところやることは変わりません。せっかくなので、オンラインコミュニケーションを楽しむつもりでいきましょう!
いま、みなさんご承知の通り、新型コロナウイルスの世界的拡大によって、私たちの社会や経済が大きく混乱しています。大学もその例外ではありません。この未曽有の事態にどう対処すべきか、残念ながら今のところ私たちに明確な答えはなく、各家庭から国際機関に至るまで、それぞれが試行錯誤しているのが現状です。もちろん、今後私たちの生活や世界のあり方がどう変わってしまうのかということも、しばらくたってからでないとはっきりは見えてこないでしょう。
このように不確実な世の中ですが、1つだけ確実にいえることがあります。それは、私たちがこの経験から何かを学ばなければならないということです。今回の事態によって、不幸にも感染してしまった方はもちろん、多くの方が不安で不便な生活を強いられたり、大きな迷惑や被害を被ったり、苦痛や差別や偏見にさいなまれたりしていると思います。しかし、苦難の中でも(あるいは苦しいときこそ)、何が起こっているのかを冷静に観察し、自分の頭で考え、人の言葉に耳を傾けることで、何かを学び取ることはできるのではないでしょうか。
そのような意思こそが、私たちの生活を豊かにし、世界を一歩一歩前に進めてくれるのだと思います。
このたび、3年生による分野演習の報告書「セクシュアルマイノリティに対する取り組みの現状~岡山大学に焦点をあてて~」が完成しました。分野演習は第3学期の履修科目ですが、その期間をこえてインゼミ発表(12月)や報告書執筆に時間を割いてきました。
まだまだのところはあるものの、よく頑張ったと思います。卒業論文執筆のよい練習になったのではないでしょうか。4月からは4年生、卒論執筆も含め、学生生活を大いに楽しんでください!
今年度の卒論・修論発表会が無事終わりました。
当分野からは、4年生の神保直哉さんと福田菜々子さんが、それぞれ「「開発型」ご当地グルメの特徴と開発の地域差ー兵庫県加古川市と岡山県備前市日生町を比較してー」、「ガバメントクラウドファンディングを活用した社会的事業の資金調達」というタイトルで発表しました。
朝から夕方まで、長い1日だったと思います。滞りなく行うことができたのは、発表した4年生だけでなく、会をサポートしてくれた3年生や院生のおかげでもあります。なにはともあれお疲れ様でした!
今年度第2回の環境経営学系合同ゼミを1/15に行いました。
当分野からは、4年生2名とM2生1名が研究の進捗状況を発表しました。特に4年生の2名は、卒論提出と発表会まであと1か月余りになりました。今回明らかになった課題を克服して、素晴らしいラストスパートをみせてください!
インゼミでは、毎年3年生が分野演習の取組みを発表しています。今年からは、イシューベースの課題探求にやり方を変えてみました。
今回は、3年生3名(土屋さん、長岡さん、溝江さん)が参加し、「だいじょうぶ?岡山大学~セクシャルマイノリティへの取り組みと学生意識~」というタイトルで分野演習の成果を発表しました。大勢の初対面の人たちのなかでの発表は緊張したと思いますが、よく頑張ったと思います。フロアからの鋭い質問にも堂々と答えていました。
大変だったと思いますが、他大学の人との交流も含め、よい経験になったのではないでしょうか。お疲れ様でした!また、ホストとして迎えてくださった明治大学の岡ゼミのみなさん、どうもありがとうございました!
新刊ほやほやの本の紹介です。
鉱物資源の採掘、森林の開発や保全、ダム開発など、天然資源の開発や保全プロジェクトが世界各地で実施されています。これらの多くはその地域や国の経済・社会を発展させるために計画されたものですが、計画通りの便益を社会にもたらしていないものや、一部の人々に大きな負担を強いているプロジェクトもあるため、このようなプロジェクトを批判的にとらえ、行動する人たちも数多くみられます。本書では、天然資源開発や保全に関連する社会運動の現状と課題が、アジア、アフリカ、アメリカおよびヨーロッパの事例から論じられています。
ちなみに、私も第5章(下記タイトル)を寄稿しています。ベトナムのPES(環境サービスへの支払)に関する事例です。
Ubukata, F. and Hoang, T. Q. 2020. “Local Struggles for the Coproduction of Natural Capital: Payment for Forest Environmental Services in Central Vietnam”, In Devlin, J. F. ed. Social Movements Contesting Natural Resource Development. Routledge, Abingdon and New York. 83-97.
興味のある方は、下記のフライヤーをご参照ください。出版社サイトから購入すれば割引も可能です。
タイに行ってきました。
場所は東北部のコンケン県にある農村です。今年3月のブログ記事にも書きましたが、内陸部にあるこの地域では、人々は農地の塩害に悩みながらも、塩を資源として活用するなど、環境を賢く利用してきました。まさに「塩とともに生きてきた人たち」です。
調査の合間に、私たちを興味深げに眺めているおっちゃんたちをみつけました。
みると、そのうち1人は3月にインタビューをしたおっちゃんでした。おっちゃんは少し酔っていて、バケツを抱えていました。バケツの中には写真のような小魚が。今は雨季、水をたたえた塩だまりでとってきたそうです。魚の多くはティラピアだそうですが、他のも混ざっているように見えます。いわく、塩水なのであまり成長しないとのこと。それでも、暇を見つけては彼らは塩だまりに魚をとりに来ます。
これから家に帰って、この魚たちを肴にもう1杯やるのでしょう。
酒と魚と塩とおっちゃん。彼らとラオカオ(泡盛のような現地のお酒)を酌み交わしたら、これらと私たちの関係にどんな化学反応が起こったでしょうか。
彼らのお酒のお誘いを断らざるをえなかったのが、ちょっぴり悔やまれる1日でした。
ベトナムに行ってきました!
もちろん仕事で行ってきたのですが、卒業生にも会ってきました。写真の左側に写っているのは現地留学中の渡邉大樹君で、右側は卒業生の池田佑子さんです。池田さんは、1年間のベトナム留学を経て、私の旧所属分野である国際農村環境学分野を2018年に修了し、人材紹介や人事労務関係のコンサルティングをする会社に勤務しています。
日本では、大学3年生や大学院1年生(修士課程あるいは博士前期課程)になると日本で就活して、内定もらって…という流れが当たり前になっていますが、なかには彼女のように、日本で就活をせずに直接現地に飛び込んで仕事をする人もいます。学生のみなさんには、自分の住んでいる狭い世界にとらわれず、こんな選択肢もあるということをぜひ知っておいてほしいと思います。
この日は3人で夕食を食べに行き、よもやま話に花を咲かせました。二人とも、ホーチミンでの生活を満喫しているようでした。ちょっとうらやましいです…。
6月から当研究室に来ていたフランスからのインターン留学生2名が、先日帰国しました。
オリビアは、日本のエネルギー政策についてレビューし、岡山大学の学生たちのエネルギーミックスに対する知識や意見を調査しました。アンドリーは、文献レビューと現地訪問から、児島湖における水質汚染とその対策、現場での実施上の課題等を整理しました。
2名とも、外国語の文献資料が限られるなど、言語の壁に直面するなかで、いろいろ試行錯誤しながら課題に取り組んでいたのが印象的でした。
今回、インターン生の受け入れは初めてだったので、至らないことも多々あったと思います。ただ、教室や実験室のなかだけでない、現場の状況や人々の思い(しかも異国の)に、多少なりとも触れることができたのではないでしょうか。当研究室での経験が、今後少しでも役に立ってくれることを願っています。
6月から、研究室に2名のフランス人インターン生を受け入れています。アンドリーとオリビアです。8月まで当研究室に所属します。
岡山へようこそ!ここでの日々を楽しんでくれることを願っています。
新緑がまぶしい季節ですね。
私(生方)は、森林浴にはうってつけのこの時期が1年で一番好きです。普段都会に暮らす人間にとって、森林は様々な「癒し」を得ることのできる場所ですよね。
さて、やや強引な前振りで恐縮ですが、このたび「森林と文化ー森とともに生きる民俗知のゆくえ」という編集書籍を上梓いたしました。森林という自然がもつ文化的な意味を「民俗知」という概念から切り取り、国内外のさまざまな事例から「民俗知」のゆくえを考えることで、科学技術や経済の発展が著しい現代社会における森林と人間とのかかわりを描き出そうとする試みです。
詳しい情報は下のリンクをクリックしてください。
民俗学、文化人類学、森林政策学、地域研究など、さまざまな専門分野からなる執筆者が、アジアやアフリカの狩猟採集民、北米の先住民、日本のマタギ、和紙栽培の現場など、みなさんの知らない世界へと導いてくれます。また、キノコやエコツーリズムといった、私たちになじみのあるテーマの章では、ありふれた自然や文化の奥深さを私たちに気づかせてくれます。
秋だけでなく、春も読書にはよい季節です。興味のある方は、ぜひとも本書を片手に森へ出てみてください。私たちと自然とのかかわりについて、きっと新たな気づきが得られると思います!
表題の通り、新年度のゼミが始まりました。
今年度から、新たにウェブ会議システムを導入しました。これによって、遠隔地にいるメンバーもゼミに参加できるようになりました!今日初めて試してみましたが、使い勝手は上々です。
メンバーのみなさん、これでゼミから逃げられなくなりましたよ(笑)。
タイ東北部で塩づくりをする村に行ってきました。
この地域は長年塩害に悩まされていて農業の生産性も低いのですが、一方で、塩は人々にとってなくてはならない資源でもあります。この地域では、パーデーク(これは方言です。タイ標準語ではプラーラーと呼ばれます)と呼ばれる魚の塩漬けが郷土食となっていて、これをつくる際に地域でつくられた塩を使うほうが、海水由来の塩を使うよりもずっとおいしいそうです。自然が「恵み」になるのか「害」になるのかは、人々や社会がそれを生活の中でどうとらえるかによるところも大きいのですね。
この村の人々は、塩だまりという環境を賢く利用して塩をつくり、生活の糧にしてきました。しかし、塩は単なる「生活の糧」以上の文化的な存在であるようです。彼らが塩にまつわる様々な言い伝えを残していて、それを後の世代に伝えていることがわかりましたし、最近はする人が少なくなっているこの塩づくり自体を後世に残したいとも考えているようです。
環境保全には人々の協力が不可欠です。そのために、環境を守る行動が経済的にペイするような技術や制度を普及することが重要だといわれています。もちろんそれはその通りなのですが、価格等が変わってしまってペイできなくなれば、その行動がなされなくなってしまうという問題も抱えています。もし人々に環境保全活動に協力してもらいたいのであれば、究極的には、今回訪問した村のように、その活動が自分たちの文化(もちろん文化も変わっていきますが)と結びつくことが重要なのではないでしょうか。
そんなことを考えながら、家路につきました。
卒論発表会・修論発表会を、それぞれ2/19、2/21に無事終えました。
当分野からは、4年生が4名とM2が1名の、計5名が研究発表を行いました。みなさんおつかれさまでした!
年が明けて、2019年になりました。
1月16日に、今年度2回目の経営系合同ゼミを行いました。当研究室からは、4年生4名とM2の1名が研究発表を行いました。現時点で研究が順調に進展している人もいれば、お尻に火がついている人もいるのですが、どちらもこれからがラストスパートの時期です。悔いのないように頑張りましょう!
生方です。11月はいろいろと忙しかったのですが、講演も2つほどしてきました。
1つは、学科のホームカミングデーでの父母向け講演で、「「持続可能な社会」を生きるー東南アジア社会から学ぶ「生存の技法」」というものです。依頼された通り、研究内容に関連して紹介したいことを簡潔に話したつもりでしたが、なんだかんだでやや難しい話になってしまっていたと思います…。反省。
もう1つは、岡山学芸館高校のスーパーグローバルハイスクール(SGH)の一環として行った講演で、「環境と貧困―東南アジア農山村の現場からみえてくること―」というものです。こちらは、最初から高校1年生向けとしてはやや難しい内容だと思っていましたが、予想に反して(?)、学生のみなさんがいろいろと質問してくれたのが印象的でした。
いまさらながら、人に何かを伝えることの難しさを身に染みて感じています。日々精進ですね。
10月25-27日に、環境地理学分野と合同で、美作市に地域実習に行ってきました。3年生とM1の学生が対象で、日本の農村を知ってもらうために、留学生の一部も同行しました。写真は、上山地区の地域おこし協力隊の方と棚田の作業をした時に撮ったものです。みなさん、お世話になりました!
実習では、参加者がそれぞれ地域(毎年異なります)にある課題をテーマにして現地調査を行い、レポートに仕上げていきます。4年生で卒業論文を作成するための予行演習という位置づけなので、なかなかうまくいかないことも多く、準備期間も短いので大変です。でも、フィールドワークの醍醐味である「現場から学ぶ」という姿勢を体感できるよい機会なのではないかと思っています。
現地の方々には、毎回こちらの準備がなかなか整わずにご迷惑をおかけしています。どうぞ学生たちの成長を、長い目で見てやっていただければと存じます。
10月から新学期が始まりました。講義も始まり、新たな気持ちで大学に来る人も多いのではないでしょうか。私(生方)も、気持ちを新たに今学期に臨もうと思います。
ところで、10月5日に兵庫県立柏原高校で講演をしてきました。受講者は高校1年生や2年生で、反応の初々しさが印象的でした。今後の進路をいろいろと考えているためか、講演者である私へまなざしは真剣そのもの。私の話が、少しでもみなさんの役に立つとよいのですが。何はともあれ、おつかれさまでした!
9月28日に、インドネシアのスラウェシ島でM7.5の大きな地震がありました。津波も発生して多数の犠牲者が出ているようです。私(生方)は2017年に被害の最も大きいパルの街を訪れたことがあり、短い期間でしたが海辺のホテルに滞在しました。ホテルから見る早朝の海はとても静寂で、水面が朝日を浴びて神々しいほどに輝いていたのが印象に残っています。
ホテルの従業員さんたち、現地で交流した人々、お世話になった方々…無事だとよいのですが。日本からもネットなどでさまざまな募金活動がすでに始まっています(私も少しばかりですが寄付いたしました)。現地の皆さんが適切なサポートを受けられ、この困難な時期を乗り越えられるよう願っています。
先日、タイのパンガー県に、2004年スマトラ島沖地震による津波の被災者を訪ねました。
14年もたって、かつての被災地は復興が進みました。海辺のリゾート地などは、まるで大災害などなかったかのようなたたずまいをみせています。でも、調査を通じてそこかしこに津波の残した爪痕を確認することができました。
特に復興が難しいのが、人間の心や生活です。被災者のなかには、心の傷を抱えていたり、津波に大きく人生を狂わされていたり、関連するさまざまな困難にぶちあたったりして、依然として苦しんでいる人がいることもわかりました。彼らにとっては、津波はまだ過去の出来事ではないのですね…
一方で、被災以前よりも生活がよくなったり、被災後のさまざまな支援をきっかけに、新たな道を力強く歩んでいる人たちもいました。彼ら曰く、「危機が機会になった」そうです。「でももう二度とごめんだ」と付け加えてはいましたが。
今日までのほほんと生きてきた私には、彼らの心情を正確に推し量ることは到底できそうにありません。でも、調査を通じてそれぞれの人生に共感するとともに、「しっかりせい!」と私の人生の「ゼンマイ」を彼らにキリキリ巻かれたように感じました。
この夏、日本でも災害が多発しています。彼らの生きざまは決して他人ごとではありません。私たち日本人が災害にどう向き合うべきか、改めて考える機会となりました。
岡山大学では、8月9日(木)と10日(金)にオープンキャンパスを開催します。高校生の皆さんには、ぜひこの機会に私たちの大学に遊びに来ていただければと思います。
ちなみに、私(生方史数)は、「紙はどこから来たの? 私たちと世界とのつながり」というミニ講義を、8月9日の11:55-12:30に環境理工学部棟105号室で行います。
環境問題はもとより、私たちと世界とのつながりについて考えてみたい高校生の皆さん、よかったら聞きに来てください!
昨日、今年度の経営系合同ゼミ(第1回)を行いました。当分野からは4年生4名が発表し、現地調査で不在のTanさんはレジュメのみの提出となりました。
就活などもあって大変だったと思いますが、よく頑張ったと思います。でも、本番はこれからなので、心してくださいね(笑)。なにはともあれ、お疲れさまでした!