子宮内膜症について

子宮内膜症とは

子宮内膜症は、エストロゲン(女性ホルモンの一種、卵胞ホルモン)依存性の疾患で、月経がない間は、進行が止まったり、萎縮して小さくなったりしますが、月経があると、徐々に進行します。症状は、月経痛、過多月経(月経血の量が多い)、月経以外の時期の下腹部痛や下腹部の違和感、排便時痛、性交時痛、貧血などです。また、不妊症の原因にもなります。
近年、女性の初経(初潮)年齢が早まり、また、晩婚化、少子化で妊娠による月経停止期間が短縮したこともあり、子宮内膜症が増加する社会的背景が存在します。また、子宮内膜症の原因はわかっていないのですが、現代の社会生活の中でのストレスや、内分泌かく乱物質(環境ホルモン)など環境中の化学物質などが、子宮内膜症の発生を促進していることも推測されています。このようなことから、近年、子宮内膜症は増加していると考えられています。さらには、腹腔鏡検査など比較的簡単に腹腔内を観察できるようになり、今まで、原因不明の月経痛の多くが、子宮内膜症であったこともわかってきました。


‣子宮内膜症の症状

‣診察までにかかる時間

‣診断の方法

腹腔鏡で見えるもの

LEP(低用量ピル)

ジェノゲスト

GnRHアゴニスト(偽閉経療法)

ダナゾール療法

子宮内膜症と不妊

子宮内膜症診療ガイドライン(2012年)

 

子宮内膜症トピックス

‣子宮内膜症性では,気分の障害が高頻度に起こる!
 子宮内膜症では月経痛や、過多月経、貧血などの身体症状に目が向けられがちであるが…

 

‣子宮内膜症に新治療!?
 子宮内膜症はアレルギー疾患か?…